« ミサゴの飛ぶ空 | トップページ | こんちゃんワイルドだから »

2012/07/25

サイボーグ・ゼロサプレス・ナイン

たとえばファイル名に連番(連続した番号)を振って管理することを考える。

file1.txt
file2.txt
file3.txt
……数字が一桁のうちはソートするとうまく並ぶ。

しかし、数字が二桁になると、システムによっては次のような具合になってしまう。

file1.txt
file10.txt
file11.txt
file2.txt
file3.txt
……

そこで、うまく並ぶようにするために、「ゼロパディング」という方法を使う。

ファイル数は999まであれば充分と考えて、連番を001から999までにする。
数字が一桁のときは前にゼロを二つ、数字が二桁のときは前にゼロを一つ付ける。
これで思い通りに並ぶようになる。

file001.txt
file002.txt
file003.txt
……
file010.txt
file011.txt
……

ゼロパディングは日付などにも使う。

2012年7月5日
2012年12月25日

数字が一桁のときには文字列の長さがそろわない。
そこでゼロを詰め物(padding)として挿入してやる。

2012年07月05日
2012年12月25日

これで桁がそろう。
「年」「月」「日」を取って、

20120705
20121225

のように数字だけを並べても桁がそろうので扱いが楽だ。
なんてことを考えていて、石ノ森章太郎の『サイボーグ009』もゼロパディングじゃん、と気づいた。

ゼロゼロナンバー・サイボーグは悪の組織「黒い幽霊団(ブラックゴースト)」が開発した戦闘サイボーグのプロトタイプである。
001(ゼロゼロワン)から009(ゼロゼロナイン)までの9人のサイボーグが「黒い幽霊団」の秘密基地から逃げ出し、刺客として送られてくる後続のサイボーグと戦う。
……というのが、ワシが小学生の頃に読んだ初期のストーリーだ。

その刺客もゼロゼロナンバー・サイボーグで、0010(ゼロゼロテン)は双子の兄弟、0011(ゼロゼロイレブン) は人間とは言えないロボットのような姿であり、0012(ゼロゼロトゥエルブ)は生きた屋敷だった……。
……ん?
ゼロパディングじゃないなぁ。

009(ゼロゼロナイン)の次は010(ゼロワンゼロ)、その次は011(ゼロワンワン)、012(ゼロワンツー)と続くのが正しい。
正しいが、あまりかっこよくないなぁ。

さて、文字として扱うときにはゼロパディングすると便利だが、数値として扱うときにはゼロが邪魔になる。
001と010を足すのは難しいが、1と11を足すのは簡単だ。

というわけで、頭のゼロを取ることを「ゼロサプレス」という。
「サイボーグ009」をゼロサプレスすれば、「サイボーグ・ナイン」となる。

そういえば、作品中でサイボーグたちも、互いに「フォー」とか「セブン」などと呼びあっていたね。
「ゼロゼロ」を付けると長くなるから、ゼロサプレスしちゃってたわけだね。

【一部訂正】009に続くサイボーグについての記述は、最初は次のとおりだった。

その刺客もゼロゼロナンバー・サイボーグで、0010(ゼロゼロテン)は人間とは言えないロボットのような姿であり、0011(ゼロゼロイレブン)と0012(ゼロゼロトゥエルブ)は双子の兄弟だった……。

11と12が双子って、別のマンガだったね (『銃夢LastOrder』) 。

|

« ミサゴの飛ぶ空 | トップページ | こんちゃんワイルドだから »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: サイボーグ・ゼロサプレス・ナイン:

« ミサゴの飛ぶ空 | トップページ | こんちゃんワイルドだから »