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2012/06/03

十三夜月の下カエルの合唱を聞く

こんと散歩に出て少し歩くと、雲が晴れてきて、十三夜月が顔を出した。

月の光が、屋根瓦、畑のビニールシート、草の葉を濡れたように照らす。

田んぼにも水が張られ、代掻きが済んで平らな泥と水の面に月が映る。

水の入った田んぼでは、トノサマガエルツチガエルがにぎやかだ。
田んぼの脇の道や芝生畑では、踏まれそうになったカエルたちがあわてて飛び跳ねては、こんを驚かせる。

水田は素晴らしい半自然生態系である。
流れる水によって微量元素が供給されるので、忌地(いやち:連作障害)になりにくい。
農薬散布量が少なければ、カエルやクモが生息して害虫を取る。
虫を求めて、ツバメやスズメもやってくる。
そのカエルやクモ、ドジョウやザリガニ、タニシやモノアラガイを食べるヘビやサギもやってくる。

水田は豊かな生物相を育むだけでなく、水面や稲の葉から蒸散する水が周囲の気温を下げる。
人にとって暮らしやすい環境をも作る「生産緑地」なのである。

だが、流れ込む水に放射性セシウムが含まれていたらどうか。

……やっぱりやめようよ、原子力発電は。

原発を動かさないと国内の工場が海外へ移転してしまう、というなら、移転しちゃえばいいじゃん。
原発を動かしたって、他の要因によって産業の流出は起こるかもしれない。
というか、大量生産される工業製品に、まだ国際競争力があるのか?
そこにしがみついても未来はないのではないか?

日本人にしかできない、というような工業製品に特化するほうが良いのではないか?
ところが、電力不足で最初に困るのは、町工場だったりするのだ。

それに、もっと農業・林業・漁業を大切にするような政治はできなかったのだろうか?
大切と言っても金をばらまくということではなく、持続的に継続できるようにする、ということである。

このたおやかな(しかし時に牙をむく)日本の自然とともに生きることが、愛国心だと思うのだけどね。

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