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2012/06/30

庭のルッコラに壊滅的被害を与えたのはモンシロチョウだった

庭のプランターで栽培しているルッコラ(ロケット)が、虫に食われて主脈(葉の中央の葉脈)だけになってしまった。
何が食べているのだろう、と調べてわかった。
犯人(犯虫?)はコイツだ!

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モンシロチョウである。 もちろん、成虫がルッコラの葉をむしゃむしゃ食うわけではない。

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見ていると、ルッコラの葉に卵を産みつけている。

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拡大するとこんな感じ。

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この卵から孵った幼虫、いわゆるアオムシがルッコラを食害したのだ。

ちなみに、アオムシの写真は撮れなかった。
早朝、数匹見つけたのだが、1匹だけ残して残りは屋根の上に追放。
たぶん鳥(スズメかシジュウカラ)の餌食となっただろう。

残した1匹を撮ろうとしたとき、どこにも見当たらない。
真新しい糞があるので、つい先ほどまでいたはずなのに。

その犯人もすぐにわかった(直接確認したわけではないが)。

せわしなく飛び回っては産卵していたモンシロチョウが、ピタリと葉にとまったまま動かなくなった。
そのまま様子を窺っていると、アシナガバチが飛んできた。
おそらく、アシナガバチがアオムシを捕食したのだろう(またまた犯人ではなく犯虫だ)。

ウチの庭は、まさに食のパラダイスである。

アシナガバチや鳥など、モンシロチョウ(の幼虫)には敵が多い。
ルッコラのようなアブラナ科の植物には、強いにおいの毒性のある物質が含まれている。
その葉をエサとすることにより、植物の毒を捕食者に対する武器とすることができるはずだが……。

捕食者のほうも、多少の毒では死なないように進化してしまうのだ。
ヒトという大型哺乳類も、においや辛味があるアブラナ科やシソ科やキク科の「有毒植物」を好み、「ハーブ」と称しているからね。

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名は体を表さず

台風4号の通過から一週間経つのに、まだ木々の葉が散っている。
今回の台風にともなう塩害の影響は結構大きい。
海から20kmほど内陸の裾野市でもジャガイモの葉が枯れたリしているそうだ。

「塩害」という名に反して、植物に害を与えたのは塩素ではない。
海の「塩」の中で最も多い成分は塩化ナトリウムつまり食塩である。
塩化ナトリウムはその名のとおり塩素とナトリウムの化合物である。
ところが、植物細胞に害を与えるのは、ナトリウムのほうなのだ。

そういえば、酸素は酸の素ではない。
酸素があることではなく、水素が失なわれることが、酸の素なのだ。

そして酸化は酸っぱくなることではない。
酸素原子(正しくは酸化物イオン)がくっつくことである。
金属なら錆びることだし、有機物なら燃えたり分解したりすることだ。

科学の用語は、昔の思い込みや勘違いをそのまま引きずっていたり、研究の結果途中で意味が変わったりしているものもあるのだ。
名は全然、体を表していないから、(歴史的経緯を知った上で)コトバの意味とは切り離して覚えたほうが良かったりする。
言霊なんかとは無縁なのだ。

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2012/06/28

双子の玉子

双子の玉子
夕食のドライカレーに載せる目玉焼きの卵が双子だった。
黄身が2個入っていたのだ。
なんとなく、「卵」ではなくて「玉子」と書きたくなるね。

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2012/06/27

鉄腕アトムと頭髪の不自由なオヤジたち

お茶の水博士、ヒゲオヤジ、中村警部、田鷲警部の共通点は何か?
それは、ハゲ……いや失礼、頭髪が不自由なことである。

なぜ、鉄腕アトムの周囲のオヤジたちは、頭髪が不自由なのか?
その原因として考えられるのは、アトムから漏れる放射線による障害だ。

柳田理科雄が『空想漫画読本』で指摘していたように、アトムのあのサイズでは、原子炉を体内に持つと遮蔽が不充分ではないかと考えられるからだ。

では、生みの親の天馬博士はなぜ頭髪がふさふさなのか?
まさか、頭髪偽装疑惑?
いや、ひょっとすると、自分の側に「トビオ」として置いているときには、その危険性を認識していて、ちゃんと遮蔽していたとか。
あるいは、天馬博士が失踪した後、アトムとして警察活動に協力するなど危険な作業をするようになったため、遮蔽が甘くなったとか。

そもそも、ロボットの動力源として原子力を使うことって、現実的なのだろうか?
原子力発電所では、ウラン原子核の核分裂のエネルギーを熱に変え、その熱で水を沸騰させてタービンを回し、発電している。
重油を燃やして水を沸騰させる代わりに核エネルギーを使っているだけで、発電のしかたそのものは火力発電所と変わらない。
それだけでなく、発電しないときにも暴走を防ぐために冷却しなくてはならない。
この方法では大量の水が必要だから、ロボットの動力源には不向きだ。
原子力潜水艦には使われてきてきたし、蒸気機関車に使うというハナシもあったようだが、まぁ SF だね(木城ゆきとの『銃夢』に原子力機関車が登場する。脱線してメルトダウンしちゃうんだけどね)。

すると、原子炉ではなく原子力電池ということになるか。
これも崩壊熱を利用しているはずだが……ちょっと検索。
…… Wikipedia によると、熱電変換素子を使って電力に変換するとある。
プルトニウムやポロニウムのアルファ崩壊を利用するとすると、長寿命であることが利点だし、遮蔽も比較的容易かも。
出力はどうなんだろう。
100万馬力を出せるのだろうか。
万が一、壊れて漏れたときが問題だなぁ。
っていうか、ロボットが破壊しあったりしたら、あたり一面ノーマンズランドになっちゃうじゃないか。

リチウム電池その他の二次電池の効率が良くなったので、充電できるなら、わざわざ原子力を使う利点はないなぁ。
充電するための電源は、太陽光や地熱なら無尽蔵だし、ロボットを人間らしくしたいなら食物を燃やせばいい。

やっぱりだめじゃん、原子力。

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2012/06/24

すり抜けてくるもの

昨夜、散歩に出る前にヤモリを見付けた。

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玄関先に「守宮」が居れば、我が家も安泰である。

……というワケにはいかない。
ヤモリ1匹で我が家周囲の蚊をすべて取ってくれるはずもなく、どこからともなく蚊が入ってくる。

すり抜けて侵入してくるのは蚊や蝿や蟻だけではない。

午前2時36分に携帯電話にメール着信、目覚ましが鳴ったかと寝ぼけて起き上がってしまった。
6時ごろ気が付くと、携帯電話を持ったまま寝ていた。
着信メールを開いてみると、件名は「バイアグラ破格プライス!」……なに?
スパムではないか。
メールアドレスを見ると、ドメインが「@yahoo.co.jp」となっている。

これは変だ。
携帯電話のメール設定は、ドメイン指定受信にしてある。
yahoo メールや Gmail は受信できないはずなのだ。

とりあえず、このスパムメールの送信元アドレスを、受信拒否に設定することにした。
アドレスをコピーしておき、docomo の受信拒否設定のページでテキストボックスにペースト。

するとなんと、メールアドレスが違う。
ドメインが「@nonifty.com」となっている。
これで、ドメイン指定受信をすりぬけてスパムメールがやってきた理由もわかった。

まず、メールアドレスは偽装可能である。
本当のアドレスとは別のアドレスが表示されるようにするのは簡単なのだ。
PC でキチンとしたメールクライアントを使用している場合は、メールヘッダを表示してみると、本当のアドレスがわかる(詳しくは、IPAやネット上の記事「@IT_偽装メールを見破れ」などを参照)。

携帯電話(スマートフォン)ではメールヘッダの確認をどうやれば良いやら。
スマートフォンがあれば、いちいち PC を起動しなくてもメールチェックができて便利だが、なりすましメールを見破ることができないと、ウイルスに感染したり架空請求に悩まされる危険がある。
改めて思うが、「一見便利なもの=じつは危険なもの」なのである。
そのことを承知の上で、便利に使わないとね。

それはさておき、なぜ「@nonifty.com」なんていう怪しいドメイン名のメールが、docomo の迷惑メール設定をすり抜けたのか?

じつは、docomo のドメイン名指定受信では、メールを受け取っても構わないドメイン名を「後方一致」で設定する。
ココログを使っていることからもわかるように、ワシは@nifty のユーザである。
だから、@nifty からのメールを受信できるように、受信を許可するドメイン名として「nifty.com」を設定している。

docomo のメールフィルタは、「nonifty.com」の3文字目以降が「nifty.com」であるため、これは後方一致で受信許可、と見なしてしまうのだ。

docomo 側でドメイン名を@(アットマーク)から設定し、後方一致としないようにすれば解決しそうに思うが、実現は難しいだろう。
メールアドレスが「hogehoge@example.com」となっていても、実際にはメールサーバの負荷分散のため「hogehoge@mail1.example.com」から送信している、なんていう場合もあるからだ。
「@example.com」からのみ受信許可、と設定してしまっては、「@mail1.example.com」からのメールは弾かれてしまう。

仕方がないので、「nonifty.com」を受信拒否ドメインとして設定した。
また同様の手口で「foonifty」とか「barnifty」からスパムが来たら、逐一拒否設定しなければ。

まったく、迷惑千万である。
スパムは、数万通に1通でも反応があればペイするそうなので、なかなか根絶されない。

巧妙な手口でセキュリティをすり抜け、迷惑行為を繰り返すことでネットワーク社会を面倒で危険なものにするようなバカは、やっぱり直らないものなのだろうか。

朝からニュース番組を見ていると、何やら別の意味で迷惑で危険な方向へすり抜けるものがあるようで、腹立たしくなった。

原子力基本法にいつのまにかまぎれ込んだ「安全保障」の文言は、核武装のための布石ではないのか?
やっぱり、原発を推進する人たちの本音は「核爆弾が欲しい」なのだろうか?

JAXA法から「宇宙開発を平和目的に限定する」項目を削除しようとしているのは、軌道兵器でも打ち上げるつもりなのか?

そりゃあまぁ、地球上のどこの地点でも核攻撃できる「力」を持ったら快感だろうなぁ……なんて、子供向けの漫画に出てくる悪の帝王にでもなるつもりか?
平凡なサラリーマンのワシには、とても共感できないぞ。

何かとても危険なものが、法の網の目をすり抜けてワシらの生活の中へと侵入してきているような気がする。
あるいは、大切にしていたものが、手の中からすり抜けて落ちていってしまうような気がしてならない。

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2012/06/23

台風一過でも梅雨

昨日の午前5時過ぎ、雨戸を打つ雨音で目が覚めた。
台風5号から変わった温帯低気圧が接近し、強い雨を伴う激しい雨が降り始めたのだ。

目が覚めたついでにトイレに行こうかなぁ、と考え始めたところに、雷鳴一発。
こんが自分の寝床を離れ、ワシの布団の中に潜り込んできた。
まったく困った弱虫……いや弱犬である。

こんがくっついているために寝返りもうてず、トイレも我慢したので眠りが浅いまま起床時間となった。

道理で一日調子が出ないわけである。
午前中は会議、午後は昨年度の商品にちょっとだけ改良を加えるという作業に集中した。
その集中力がプチプチと切れ、凡ミスをやって出力紙をいっぱい無駄にした。

それにしても、今回加えた改良で売り上げは増加するのだろうか。
売り上げの増加分を上回る労務費を投下しちゃったりしてないよなぁ。
労務費を投下した分、販売価格に上乗せするわけにいかないからなぁ。
一般の企業じゃぁ、包括原価方式なんていう市場競争原理を無視した価格決定はできないもんねぇ。

ちなみに、今回の「台風くずれ」による我が家の被害はゼロ。
前回の台風4号による被害は、庭の出入り口の扉が破損したことと、隣家との境のラティスフェンスが倒れたことぐらいか。
どちらも、ドリルドライバーを急速充電して、コーススレッド(木ねじ)をねじ込んで、出勤前に修理(2日かけたけど)。

緑のカーテンになるかと期待していていたカニクサの葉が、潮風にやられてだいぶ枯れたが、たぶん復活してくれるだろう。
海から3km以上離れているのにこの潮風。
車もべたべたになったので水洗いした。

台風の度に塩水を浴びるから、車も雨戸もさびやすい。
ま、車も雨戸も、40年を超えて運転することはあるまいから、躍起になって塩分対策をしたりしないけどね。

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2012/06/21

鬱陶しい梅雨

記憶というものは妙なものだ。
先日、「憂鬱な梅雨」という作文を書かされた話を書いた。
その翌日の散歩中、「憂鬱な」じゃない、「鬱陶しい」だった、と思い出した。

子供のころは、やっぱり梅雨は鬱陶しくもなかった。
雨の日は、マンガを読んだり描いたり模型を作ったりと、それなりに遊んでいたからだ。

「鬱陶しい」という言葉で思い出すのは、オウム真理教のことだ。
最後の特別手配犯が捕まったが、直前にNHKのスペシャル番組「未解決事件」で報じられていたとおり、未解決である。
なぜ、高学歴の若者が、怪しいカルトに嵌まるのか?

上九ー色村の第6サティアンに強制捜査が入る直前まで、あちこちでオウム信者とおぼしき若者を見かけた。
秋葉原には直営のDOS/Vパソコンショップがあり、大きな声で呼び込みをしていた。
あれも「修業」だったのか、ただの営業か。

田園都市線の駅で自宅方面行きのバスを待っていると、坊主頭の若者が近づいて来た。
「あなたの健康と平安(だかなんだか)を祈ります」とか言って、ワシの頭に手をかざそうとする。
鬱陶しいので「そういうのはいらん」と払いのけた。
払いのけたワシの手には、読みかけの『サイエンス』を持っていたのだった。

しかしまあ、高学歴で独カでサリンまで作ってしまうような若者が、どうしてあんな鬱陶しい宗教もどきに囚われてしまうのか。
結局は、本人の考え方が「非科学的」で、要するに「お勉強が出来るだけのバカ」なのだろうか。

科学省とか防衛省とか、実際の省庁を模して国家を気取っていたオウム。
さて、現実の省庁には、高学歴だけど非科学的な、「お勉強が出来るだけのバカ」は、どれくらい居るのだろうね?
あぁ、考えるだけで憂鬱で鬱陶しい。

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2012/06/17

スギちゃんゴメンネ

安全対策ができないうちに、再稼働を決めてやったぜェ〜。
ワイルドだろ〜?

災害時の広域被難計画?
そんなもん、ないぜェ〜。
ふふ〜ん。

こうなったら、あと何十年か、地震や津波やテロが起こらないことを祈るしかないぜェ〜。
ワイルドだろ〜?

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2012/06/14

『僕らの漫画』を読んだ

27人の漫画家が無償で描き下ろしたマンガ28本を収めた東日本大震災復興支援チャリティーコミック。収益は震災遺児・孤児のための育英資金に寄付される。

最後に収録されていた、とり・みきの「Mighty TOPIO」がストレートに地震と津波、原発事故を扱っていて凄まじいものを感じた。

起動されようとしたときに地震が発生し、ガレキに埋もれたロボット、トピオの話。
もちろん、いつもの画風でギャグ混じりに話が進む。
だがその笑いには、当然のことながら黒いモノが漂う。

津波を報いと言う仲間に「どっかの知事みたいに馬鹿なこというなよ」と返す妖怪(ここだけ水木しげるのタッチ)。
防災担当者はどう見ても小松左京で、その背後に「沈没阻止」の額がかかっている。今回の震災では一定の年代以上の誰もが小松左京の『日本沈没』を思い出し、読み返したはずだ。
うっかり(本当は違うのに)動力源は原子力と言ってしまってバッシングされたトピオ。トピオ=トビオ=アトムだからね。
「トピオ。次はここだ……君にしかできない仕事だ、行ってくれ」
そしてトピオが見上げた先にあったものは、もちろん……。

ラスト2ページには、一切セリフがない。
だが読み進むと切なくて、涙が出てくる。

青い海と青い空と白い雲と緑の大地、そして捕虫網を担いで走る子供たち。
それを壊そうとするもの、奪おうとするものは何か/誰か。

静かに怒っている作者は、ワシと同世代である。

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2012/06/09

憂鬱な梅雨

小学生のとき、「ゆううつなつゆ」という題で作文を書かされた。
そのころは梅雨を憂鬱だと思ったことがなかったので、ちょっと困った。
「梅雨=憂鬱」という図式に当てはめて考えさせるのはどんなものか、と子供心に思ったものだ。
結局何を書いたのかは忘れてしまったが。

東海地方は昨日、関東甲信越は今日入梅。

雨の中の散歩はイマイチ面倒だ。
雨具を着なくてはならないし、散歩から帰ったらびしょぬれのこんをバスタオルで拭くのも手間である。
だが、散歩そのものは嫌ではない。
雨の日には、雨の日なりの楽しみがあるからだ。

それはさておき、梅雨空のごとく、気分が晴れない。

仕事が終わらなくて土曜出勤したが、まぁそれは、働けるだけ、稼げるだけよしとしよう。

気分が晴れないのは、こっちのせいである。
 ↓
なんでせっかく止まった原発をまた動かすのかね?

またぞろ「安全神話」が復活しそうだが、テロ対策までできるのかね?

活断層が真下にある可能性を指摘されて、「以前の調査結果では問題ない」って、言ってることが子どもっぽいなぁ。

「自転車に乗るなら、タイヤの空気を点検しときな」と親に言われて、
「このあいだ見たときは大丈夫だったから、平気だよ」と答える子供そっくりじゃないか。

タイヤの空気は抜けるものだし、地殻は変動するものだし、何より科学的知見は日々新たになるものだよ?

専門家の指摘に対し、「問題ない」と片付けるのははななだ非科学的であると言わざるを得んね。

夏の電力不足が心配だから原発再稼働って、明日の食事代がないから闇金融から金を借りようという発想と似ていないか?
とんでもない利子を払わされることがわかっているのに?

子供なだけじゃなくて、駄目な大人みたいじゃん。

原発再稼動を望む政治家は是非、自身の選挙区に核廃棄物保管施設を作ることを担保にしてくれんだろうかね?

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2012/06/06

金環食も部分月食も金星の太陽面通過も

……見られなかった。
すべての天文現象は、雲の上で進行したようだ。
ワシは見ていないので、本当に月の向こうに太陽の縁が見えたのか、地球の影が月の一部を横切ったのか、金星が地球と太陽の間を通過したのか、わからない。

まぁ、月食はまだこの先も見る機会があるが、金環食と金星の太陽面通過は、その事実を観測することなく死ぬわけだな、ワシは。

天は我を見放したか!というか、まぁ運命とはこういうものだ。
天の意思とか知ったことか。
たまたま頭上に雲が広がったかどうか、というだけのことだ……。

二時間ほど前、こんと散歩に出ると、南東の空に赤い月が昇ってきていた。
そして雲の中へと入っていったのだった。

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2012/06/03

十三夜月の下カエルの合唱を聞く

こんと散歩に出て少し歩くと、雲が晴れてきて、十三夜月が顔を出した。

月の光が、屋根瓦、畑のビニールシート、草の葉を濡れたように照らす。

田んぼにも水が張られ、代掻きが済んで平らな泥と水の面に月が映る。

水の入った田んぼでは、トノサマガエルツチガエルがにぎやかだ。
田んぼの脇の道や芝生畑では、踏まれそうになったカエルたちがあわてて飛び跳ねては、こんを驚かせる。

水田は素晴らしい半自然生態系である。
流れる水によって微量元素が供給されるので、忌地(いやち:連作障害)になりにくい。
農薬散布量が少なければ、カエルやクモが生息して害虫を取る。
虫を求めて、ツバメやスズメもやってくる。
そのカエルやクモ、ドジョウやザリガニ、タニシやモノアラガイを食べるヘビやサギもやってくる。

水田は豊かな生物相を育むだけでなく、水面や稲の葉から蒸散する水が周囲の気温を下げる。
人にとって暮らしやすい環境をも作る「生産緑地」なのである。

だが、流れ込む水に放射性セシウムが含まれていたらどうか。

……やっぱりやめようよ、原子力発電は。

原発を動かさないと国内の工場が海外へ移転してしまう、というなら、移転しちゃえばいいじゃん。
原発を動かしたって、他の要因によって産業の流出は起こるかもしれない。
というか、大量生産される工業製品に、まだ国際競争力があるのか?
そこにしがみついても未来はないのではないか?

日本人にしかできない、というような工業製品に特化するほうが良いのではないか?
ところが、電力不足で最初に困るのは、町工場だったりするのだ。

それに、もっと農業・林業・漁業を大切にするような政治はできなかったのだろうか?
大切と言っても金をばらまくということではなく、持続的に継続できるようにする、ということである。

このたおやかな(しかし時に牙をむく)日本の自然とともに生きることが、愛国心だと思うのだけどね。

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2012/06/02

無能について

原発事故に関して、原子力ムラの人たちを無能だと、このブログで何度も書いてきたが、ちと言い過ぎだったかなぁ。

じゃ、お前できるか、と言われりゃあ、当然無理、この件に関しては、ワシは無能である。
だって相手は自然災害と放射線だよ?

こんなことを考えてみた。
幼稚園バスに怪人が乗り込んできて暴れたとする。
このとき、園児は無能・無力である。

この怪人は、昔の変身ヒーローものに出てくる世界征服をたくらむ組織に作られたモノをイメージしてみた。
なぜ幼稚園バスを乗っ取ることが世界征服につながるのか疑問だが、それはさておき。

怪人じゃなくて麻薬中毒なんかのほうがリアルかも知れないが、怪人とか怪物とかのほうが実態に近い。
むしろ、フランケンシュタインの怪物のように、「本来は邪悪な目的で作られたものではない」存在をイメージしたほうが良いだろうか。

いずれにせよ、暴れる怪人・怪物の前では、園児は無能・無力である(そしてもちろん、ヒーローなどいない)。

この園児は、私達である。
原子力ムラの人たちも、園児である。
原発の過酷事故に対しては、みんな無能なんだから。

だのに再稼働させようと考えるのは、それこそ園児レベルではないか?

車の前に飛び出したけど、急ブレーキで止まったから、転んですりむいただけですんだ。
だから、また飛び出しても大丈夫。

そんなふうに考える、無能な園児レベルに見えてしまうのである。

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