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2012/02/26

神は降りてくるんじゃない。湧いて出てくるのだ。

神は降りてくるんじゃない。
湧いて出てくるのだ。

そのことに気づいたのは、一昨日の昼間、偏頭痛に見舞われたときだ。

午前中の会議が終わり、午後の会議の準備をしていると、頭が痛くなってきた。
こんなんで会議の進行できるのだろうかと不安だったのだが、何とかなった。
いや、むしろ割とうまく運んだ(と思う)。

会議中は気にならなかった頭痛は、会議後にぶり返してきたが、議事録や資料の作成をこなすことができた。
それだけではない。
何やらイロイロとアイデアが沸くし、月曜の準備も着々と進んだ。

そこで思い付いたのが、(軽い)偏頭痛のときのほうが、むしろ頭が働くのではないか、ということだ。
偏頭痛の原因は定かではないが、セロトニンなどの神経伝達物質が関係しているはずだ。
それらの物質によるシナプスの連絡過多とかニューロンの異常な興奮とかが、偏頭痛をもたらすとすれば、突飛なアイデアや記憶の想起も一緒にもたらされても不思議ではない。
これに閃輝暗点などの幻覚が加われば、「神の啓示」と思う人もいるだろう。
神が降りてきた、と表現されるやつだ。

たが、実際には、神は降りてくるんじゃない。
異常興奮状態の脳内に沸いてくるのだ。
偏頭痛とともに。

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2012/02/20

製造日期

ムスメたちが台湾旅行の土産に買ってきたパイナップルケーキの容器に貼ってあるシールをふと見ると……。


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「製造日期」と書いてあった。
日本語なら「製造日」あるいは「製造期日」あるいは時間を併記して「製造日時」とするところだ。


ん? そういえば以前、デジタルメモのポメラにテキストバグがある、と書いたことがあったっけ。


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入力ミスかと思ったら、正しい中国語だったのだね。

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2012/02/19

54歳になってしまった

朝、起き出してみると雪が降っていた。
沼津では珍しいことである。

雪の中のキジバトの夫婦

散歩から帰ってきて水を飲むこんの頭や首にも雪が付いている。

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もちろん、雪は積もることなく融け、午前中には日が差してきた。

庭のウッドデッキでこんと日向ぼっこしながら、

人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり

とか、伊能忠敬が隠居して(家督を長男に譲り)測量の旅に出たのは五十を過ぎてからだよなぁとか、ちょっと人生について考えかけたが、現実に押し流される一日となった。

上のムスメは4月から社会人となり、クルマで通勤を始めるとなると、クルマが要る。
クルマを置く場所も要る。

……ということで、カミさんとムスメと一緒にクルマを見に行った。
いま主にカミさんが乗っている Kei を買ったスズキの店に行き、主にムスメの希望でラパンを買うことに決めた。

3月半ばまでには納車となるので、それまでにクルマを置く場所を確保しなくてはならない。
ウチの駐車スペースには、プラドと Kei がらくらく置けるが、もう1台は難しい。
ラティスフェンスを外して、庭も駐車スペースにしてしまえば置けるけれど、こんの居場所が減ってしまう。

……ということで、玄関先の植栽スペースを駐車スペースに変えることを検討していて、少しずつ準備していた。
植栽スペースといっても、ドウダンツツジとスイセンとマンリョウが植わっているくらいで、あとは石とタイムが土を覆っている。
スイセンとマンリョウは昨日庭に移動したので、あとは石とドウダンツツジを移動しなくてはならない。
タイムは残しておいて、駐車スペースの床にする枕木の間の地被にする。

小さな庭石だが十数キロはあるので、一人で動かそうとすると腰を痛めてしまう。
カミさんと上のムスメを加えた三人でひーひー言いながら石とドウダンツツジを移動した。

日が暮れる前に、ホームセンターへ枕木の買出し。
あらかじめ駐車スペースのサイズを測り、シミュレーションしておいたのだが、実際の枕木を見ると、どうも計算が合わない。
必要な本数をすべて買うと、確実に余りそうなので半分ほど購入。
来週末に設置してみて、足りなければそのときに買い足せばいいや。

……ということで、これまたカミさんと上のムスメとワシの三人でひーひー言いながら枕木をプラドに乗せ、玄関先に下ろした。
普段使わない筋肉をたくさん使ったので、明日か明後日に襲われるであろう筋肉痛が恐ろしい。

いや、また一つ年取ったので、筋肉痛は明日や明後日ではなく、明々後日になるかもしれないが。

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2012/02/16

表紙画像を復活させた

本家の「科学的逍遙」では、書評というか本の紹介というか、とにかく感想などを記したページに表紙(カバー)の画像を表示していた。

この画像は Amazon のアフィリエイト・プログラムに参加していると使えるものだ(このブログでも使っている)。

ところが、昨年末から画像が表示できなくなってしまった。
そういえば、Amazon からアフィリエイト・プログラムの認証方式を変えるだかなんだかの通知が来ていたなぁ、と思ったが、英文だったので面倒くさくてちゃんと読んでいなかった。

このブログはココログを使っているので、nifty がちゃんとケアしてくれているが、「科学的逍遙」の中身は自前で運営しているので、自分で何とかしなくてはならない。

とは言っても、PukiWiki というオープンソースの Wiki ソフトウェアであるから、誰かが対策を考えているかも知れない。

そう考えて、PukiWiki の開発者サイトを見ると、「BugTrack2/323」にあった。
amazon プラグインの PHP スクリプトに1行追加するだけで大丈夫だそうだ。

スクリプトを修正して、FTP でアップロード。

これで再び、本の表紙画像が表示されるようになった。

オープンソースは利用者が開発者となって情報共有し、育てていくものである。

不具合を指摘した人、解決した人に感謝。

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2012/02/14

ぜったいに故障しないものが故障したとき

福島第一原子力発電所2号機の原子炉圧力容器に設置された3個の温度計のうちの1個の示度が90度を超えた件、東京電力の見解では、温度計の可能性が高いそうだ。

可能性としては、ほかの2個の温度計のほうが壊れて低い温度を示している可能性もあるよね。

1個の温度計が壊れる確率を30%と仮定しよう。
2個が同時に壊れる確率は、0.3×0.3=0.09 だから、9%となる。
2個が同時に壊れる可能性は、確かに低い。

しかし、この温度計が壊れる確率が、90%だったらどうだろう。
1個が壊れる確率は90%だが、2個が同時に壊れる確率は……。
0.9×0.9=0.81 だから、81%となって、1個が壊れる可能性とさほど変わらない。

なにしろ、全電源喪失に続いてメルトダウンと、「想定外」の「事象」が起こったのである。
3.11以降、温度計の壊れる確率がどれくらいになっているか、誰かわかる人がいるのだろうか?

ちゃんと機能することがわかっている温度計を10個でも100個でも、圧力容器に新たに設置することはできないのだろうか?
内視鏡が入れられたのだから、何とかリモートで設置できないものか……。

やっぱり、こんな具合に手が負えなくなってしまうものを、地上の生態系内に造るのは間違っていると思うよ。

……ということで、ふと、コメディSF『銀河ヒッチハイク・ガイド』シリーズの最終巻、『ほとんど無害』に描かれた銀河文明においてあらゆる装置に付けられているという注意書きを思い出した(172ページ)。

「故障の可能性があるものと、ぜったいに故障しないものとの大きな違いは、ぜったいに故障しないものが故障したときには、そばに近づくことも修理することもたいてい不可能だということです」

これって、メルトダウンしちゃった原子炉に、そのまま当てはまるよね……。

さて、東京電力や通商産業省には、いったい何人くらいヴォゴン人がいるのだろうか……。

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MOのデータを完全に消去するには

会社に、もう使わないMO(光磁気ディスク)がたくさんあった。
そのMOには、印刷所への入稿用のデータが記録されていた。

MOが印刷所とのやりとりに使われていたのは、頑丈だからである。
レーザー光と磁気を同時に使わないと書き換えられないので、磁気や紫外線には比較的強い。
比較的というのは、フロッピーディスクやハードディスクやCD-Rに比べて、という意味である。
ジャケット(プラスチックのケース)に入っているので指紋などで汚れることもない。

逆に言えば、不要になったときにデータを消去するのが大変だ、ということだ。
1枚1枚フォーマット(初期化)しても、目次が消去されるだけでデータが完全にクリアされるわけではない。

だから、物理的に破壊してしまうのが一番簡単だ。
……データの消去じゃなくて、読み取り不可能にするわけだ。

どうするかというと、ドリルで穴を開けてしまうのが一番手軽だ。

20120209_0076ss

こんな具合にMOを3枚重ねて、板の上に置き、電動ドリルで穴を開ける。
ちゃんと手袋をはめて、MOが回らないように押さえること。
あと、事務スペースでドリルを回すとウルサイので、仕事の邪魔にならない場所を選ぶこと。

20120209_0078ss

こんな具合に穴を開けてしまえば、もうMOドライブに入れることもできない。
個人情報など、絶対に読まれては困るデータの場合には、もう2~3個穴を開けると良いだろう。

……という具合で簡単に廃棄できるのだが、ドリルドライバーを家から会社まで持っていくのが(ちょっと)面倒くさいのだった。

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2012/02/12

生物の力

福島第一原子力発電所の汚染水を処理施設に運ぶ配管に穴が開き、汚染水が敷地内に漏れるという事故があった。
その穴は、草が開けたのだそうだ。
チガヤという土手などにふつうに見られる草である。
若い花穂をツバナと呼び、食べることができる。
初夏に銀色の穂をつけるので、その時期だけ目立つ、地味な草である。

夏の間に伸びる芽の先でプラスチックの配管を突き破って穴を開けたが、草が穴をふさいでいた。
秋になって草が枯れ、穴があらわになって汚染水が漏れたのだそうだ。

そういえばチガヤなどのイネ科の植物は、よくアスファルトを突き破って舗道をデコボコにしてしまう。
生物の細胞の静水力学的なパワー(要するに圧力)を甘く見てはいけない。
おまけにイネ科植物の細胞壁はケイ酸(シリカ)の結晶で強化されている。
これで静かに、ゆっくり、ゴリゴリとやられたら、プラスチック類は耐え切れまい。

もちろん、イネ科植物は配管に穴を開けるべく進化してきたのではない。
葉の縁(へり)や葉脈の上に並ぶ
鋸(のこぎり)状のシリカの「刃」は、草食動物に対抗して進化してきたものだ。
棘(とげ)や毒と同様、草食動物を傷付け、げんなりさせて食べられないようにする戦略である。

もっとも、草食動物も食わなくてはならないので、丈夫な口や解毒酵素を持つように進化している(ヒトだって、多少の毒には耐性がある。イヌがタマネギを食べると死ぬって知ってるかな?)。

生物の進化は、生物のしたたかさを、侮れない力強さを物語る。

せっかく設置した配管に穴を開けられてしまった技術者の皆さんは気の毒だが、生物の力を侮っていた、ということはないだろうか。

というのは、物理化学系の人は、生物を軽んじる傾向にあるんじゃないか、と思うことがあるからだ。

例えば、汚染水が海に放出されたとき、薄まって無害になる、と言った「専門家」がいた(と新聞に載っていた)。
この人が何の専門家なのだか知らないが、生物学、とくに生態学についてはドシロウトであることは明白だ。
海は単なる塩水の水たまりではない。
そこには膨大な生物がいて、食物連鎖があることを忘れていないか?
熱力学第二法則に従えば地球上に広く拡散してしまっているはずの金属などが、鉱床という形でまとまって産出するのはなぜか。
非生物的な過程で生じたものも多いだろうが、少なくともリンや鉄の鉱床の形成、それに石炭や石油には生物が関与している。

まあ、そういう大袈裟な話を持ち出すまでもなく、ぼくら自身が生物であり、生物に囲まれ、ともに生きているという感覚を忘れてはイケナイと思うのだ。

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2012/02/10

ウェブセーフカラーで色立体を作ってみた

「純色」でも赤と黄色では、明るさが違う。その明るさを高さとして表現するようなことができないかなぁ、と考えたのだ。

もちろん、こうした試みはマンセル表色系の色立体などとして、いろいろ考案されている。だから、新しい見方を提唱するといった大それたコトをしようと思ったわけではなく、確認してみたかっただけである。

自分で手を動かして考えてみないと、なかなか理解できないからね。

以下の図は、元画像がGIF画像のため色が正しく表示されていないので、クリックして別ウィンドウで開くと、正しい色で見られる。

Basic_color_3_20210917223401

光の三原色(Red, Green, Blue)とそれぞれを混ぜてできる黃(Yellow)、水色(Cyan)、赤紫(Magenta)、全部混ぜてできる白を等間隔に配置する。RGBカラー値も添えておこう。

Basic_color_6

初期のゲーム機やパソコンは、この8色しか表示できなかった。その後256色以上表示できるようになったが、一時期はどのマシンでも、どのブラウザでも同じように表示できる色は、RGBをそれぞれ6段階の明るさで混ぜ合わせた216色だった。

基本の8色をそれぞれ6段階のグラデーションにして、つないでみる。

Web_sefecolor_cube_ring

さらに、各色と白との間のグラデーションも作って、立方体にする。

Web_sefecolor_cube_0515_20210917222001

この立方体をひっくり返すと、裏側は当然、各色と黒との間のグラデーションである。

Web_sefecolor_cube_10_20210917222001

立方体の中がどうなっているのかわかるように、GIFアニメーションにしてみた。クリックして別ウィンドウに表示させると動く(はず)。

Rg_gb_br_20210917222001

色相ではなく、黒から白までの明度の変化がわかるように切ると、次のようになる。

001500_20210917222001

こうして見ると、赤系や青系よりも緑系・黄系のほうが明るい。

RGB各色を均等に混ぜても、同じ明度でないことがわかるのだ。

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東京電力には、電気料金を値上げする権利は、ない。

東京電力には、電気料金を値上げする権利は、ない。

権利を主張するなら、義務を果たさなくちゃ、って習わなかったのかね、団塊の世代は。
「われわれはぁ~、要求するぅ~」じゃないんだよ、まったく。

いや、団塊の世代にケンカを売る気はないのだが、すごく腹立たしい気分なのである。

なにせ、印刷用紙が値上りする。震災後、製紙業界も頑張ってきたが、ついに耐えられなくなったようだ。
出版業界も大変なのである。
上がった紙代を、出版物に(つまり顧客に)転嫁することは避けたい。
で、どうするか、という話が今日購売部門の担当からあった。

...中国製の安い輸入紙に替えることで、値上り分一千万円のコストダウンを図ってはどうか、というものだ。
用紙が変わるとインキのノリも本の厚さも変わるので、印刷屋さんも編集者もいろいろ準備が必要になるが、まぁそれは仕方がない。

結局、国内の製紙業界や紙問屋は用紙を値上げしても売上げは上がらないから、倒産するところも出てくるだろう。

これで電気料金が値上りしたら、その分、またどこかでコストダウンするか、あるいは値上り分の10倍稼がなくてはならない。
10倍というのは、営業利益率10%と考えた場合だ。

もしも利益が10%に満たなければ、ボーナスが減額される。
さらに利益率が低ければ、ボーナスは出なくなる。

算出根拠不明の必要経費に一定の利益率をのっけて、その金を顧客に要求するような独占企業とは違うんです!
言っとくが、ワシも顧客だからね!
顧客の声に耳を傾けたまえよ!

能なしの天下り役員を全部クビにするとか、ヤクザや代議士や御用学者への寄付金を廃止するとか、やるべきことがあるだろうに。

ワシは何か間違ったことを言っているだろうか?

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