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2011/12/19

溝の中のネズミ

昨夜の散歩中、公園の上の道でこんが急に勢いよく走り出した。
何か「獲物」を見つけたな、と思ったら、歩道脇の側溝のグレーチング(鉄の格子)を覗き込んでクンクン言っている。

懐中電灯で側溝の中を照らして見ると、予想通りネズミが居た。

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ドブネズミにしては小さく、幼獣でもないようなので、クマネズミだろうか。

中を覗き込んでキューキューと鳴き、グレーチングをカリカリと掻いて、こんはワシの撮影を邪魔する。
こんを押しのけて側溝の中を再び見たところ、ネズミの姿はなかった。

この側溝はほかの側溝と合流して、数百メートル先の調整池につながっている。
雨が降らなければ中は乾いているので、ネズミは出入り自由だろう。

 

この側溝の底には、雨水とともに流れ込んだ泥が積もっている。
いまは乾いているが、この泥は周辺の土に由来するもの以外に、雨粒(雲粒)の核になっていた塵も含まれている。
3月11日以降に降ってきた塵の中に、福島第一原子力発電所の核燃料に由来する放射性物質が含まれる可能性は、ゼロだろうか?

 

半月前に足尾から帰路についたとき、雑木林の落ち葉を掻いて集めている人々を見かけた。
最初は除染活動かと思ったが、マスクをしたり防護服を着たりしているわけでもなく、ふつうの農家のおじさんやおばさんが籠に積めていただけだった。
おそらく、毎年やっている通り、畑に運んで堆肥にするのだろう。

 

だが、群馬県北部は3月15日、放射性物質を含む雲が通過したはずだ。

 

あの落ち葉には、放射性セシウムが付着していたのではないか?
あのおじさんやおばさん、そして畑の作物は、汚染しなかっただろうか?
……ちょっと気になっている。

 

まったく、要らんと言ってるのに原子力発電所を作って安全だとうそぶいて、リスクマネジメントをしくじった挙げ句、人々の「普通の生活」を台無しにするとは、なんて余分なことをしてくれているのか。
しかも、ワシの給料から天引きされた税金と支払った電気料金を使って。
金返せだぜ、まったく。

 

大本営発表、じゃなくて政府の発表によれば「事態は収束した」そうだが、あくまで、政治的には収束したことにしたい、というだけのことだろう。
科学的に「収束した」ことにしたければ、原子力発電に批判的な科学者による調査が行われなければならない。
それに、日本には「メルトダウンした原子炉の専門家」なんて居ないわけだから、だれも責任を持って「もう大丈夫」とは言えないはずだしね。

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