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2011/08/05

おびえたときにとる行動の共通項は何か

昨日の「サイエンスポータル」に、次の記事があった。

2011年8月4日 英国がMOX燃料製造工場閉鎖 福島第一原発事故理由に

英原子力廃止措置機関(NDA)は3日、セラフィールドにあるプルサーマル発電用のプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料製造工場を閉鎖する、と発表した。

記事によれば、日本のプルサーマル計画が遅れる可能性があるため、英国が損をするのを避けるためにやめるのだそうだ。
プルサーマルも駄目、高速増殖炉も駄目。
いよいよ先がない日本の(たぶん世界も同様の)原子力発電。
それでも、使用済み燃料はどんどんたまり、今後順次廃炉にして行くのだから、高レベル放射性廃棄物の保管場所が問題となる(いやすでに問題なのだが)。

さて、英国のセラフィールド核燃料再処理工場は、以前はウィンズケール原子力工場という名前だった。
そして、1957年に火災事故を起こし、放射性物質を放出、周囲が汚染された。

名前を変えたのは、なぜだろう?
日本では、火山噴火、旱魃、伝染病などの大災害のたびに元号を変えてきたが、それと似た心理だろうか。

縁起の悪い名前は変えてみる。
とりあえずトップの首をすげ替えてみようとか、事故車両を埋めてしまおうとか、そういう、おびえた輩がとる行動も共通の心理なのだろうか。

科学的には、名前は記号に過ぎない。
名前を変えても本質は変わらない。

トップの首をすげ替えても、組織を構成するメンバーが意識を変えなければ、何も変わらない。
事実の隠蔽は、論外だ。組織を「変えずに守る」ための行動だから。

怖ろしいことが起こったとき、ビビッても良い、ブルっても良い、だがおびえて軽率な行動をとるのはやめたいものだ。
単に名前や環境を変えるのではなく、自分が変わることを考えなければ。

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