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2011/08/25

自分の脳の働きを考えている自分はどこにいるのか?

『脳のなかの幽霊』(原題:PHANTOMS IN THE BRAIN)を読んだ。

「自分」(自己)という存在は、実在しているのか?
脳が生み出す虚像、幻覚、幻(ファントム)ではないのか?

……なんてことを考えてしまう。

例えば、次のような盲点検出図形。

B_spot_1

右目をつぶるか、右手で隠し、上の図の右側にある点を左目で正面から見る。点を見つめたまま顔を画面に近付けていくと、画面から30cmくらいのところで、左側の×印が消えるはずだ。

消えたとき、その部分が真っ暗になったりするわけではなく、背景の灰色で塗りつぶされたように見える。
見えないはずの場所が、脳のなかで作られた色で充填されてしまう。
脳がだまされているのか、脳にだまされているのか。

ひょっとすると、「確固たる自分」に自信がなくなってしまう(だが悩んで何もできなくなってしまうのではなく、自らを奮い立たせて人生に立ち向かう)のが、正常な反応なのかもしれない。
「ゆるぎない自己」に絶対的な自信を持ち、偉そうにする人は、脳のどこかに欠陥があるのではないか?

もう一つ思ったことは、脳の機能を説明するには、進化と適応を念頭に置かなければならない、ということだ。
脳も進化の産物であり、生物としての限界から逃れることはできない。
脳の生物学的な限界を甘く見ると、ヒトがミスを犯すべくして犯す存在であることを忘れてしまう。

過度の緊張、過労……そういったストレスから逃れて気持ちを平らかに暮らしたいものである。

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