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2011/05/23

消せるボールペンに必要なデザイン

使ってみるまでは魅力を感じなかったのだが、「こすると書いた文字が消えるボールペン」が便利だ。
某印刷機器メーカーの展示会でノベルティとしてもらったので、どんな具合なのかしばらく使ってみたのだ。

マーフィーの法則によれば、ボールペンで書き込んだ会議予定は変更になるものだ。
二重線で消して書き直すと、また変更になる。
そういう会議予定などは、消せるボールペンで書いておけば、何度でも消して書き直せる。

会議のレジュメにメモを書き込むと、字を間違える。
そのまま回覧したりコピーして配るのは恥ずかしい。
消せるボールペンなら、誤字を直せばいい。
修正液も、修正テープも要らないし、「乾くまで待つ」必要もないので大変気楽だ。
気楽なほうが、字を間違えにくいしね。

会議中ヒマなとき、つい落書きをしてしまうのだが、その落書きを消せるのも良いね。
シャープペンだと消しゴムのカスも出るし、跡も残る。
消せるボールペンで書いた文字は、じゅうぶんに乾いてから、力を加えすぎないように注意してこすれば、よく消える。跡も残らない。

消せるボールペンには、次のようなものがある。

パイロットのフリクションボール
http://www.pilot.co.jp/products/pen/ballpen/gel_ink/frixionball/

三菱鉛筆のユニボールファントム
http://www.mpuni.co.jp/product/category/ball_pen/fanthom/index.html

ワシが使ったのはパイロットのフリクションボールだが、軸の後端にラバーが付いているので、キャップを外さないと消せないのが、ちょっと面倒くさい。
ノック式ならいいのになぁ、と思っていたら、やっぱり出てきたね。
http://www.pilot.co.jp/products/pen/ballpen/gel_ink/frixionballknock/index.html

……というわけで、とても便利なのだが、問題点もある。

ボールペンなのにインキが消える原理は、パイロットのサイトに書いてある通り。
http://www.pilot.co.jp/support/frixion/1297051945950.html

要するに、60℃以上の摩擦熱によって、発色剤と発色を補助する成分が離れるしくみである。
そのため、宛名書きには使えない。
直射日光の当たるクルマのダッシュボードなんかに置いておくと、字が消えてしまうそうだ。
冷凍庫に入れて 0℃以下にすれば元に戻るが、消したはずの文字も戻ってくる。

しゃかりきになってこすり、紙の裏側まで60℃以上になったら、そこに書かれた文字も消えてしまう。

もちろん、消せるから公文書には使えない。

……というわけで、普通の(こすっても消えない)ボールペンとは区別して、使い分ける必要がある。

ところが、消せるボールペンの外見は、普通のボールペンと変わらない。
そのため、公的な書類に消せるボールペンで「うっかり」記入してしまう人が出てくる。
とくに老人に多いそうだが、それはまぁ、仕方がないだろう。

消せるボールペンは、普通のボールペンと違うことがわかるようなデザインにすべきではないか?
手に取ったとき、「あぁ、これで公的な書類を書くわけにはいかないなぁ」と思わせるようなデザイン……。

……どうしても、フザケたデザインが思い浮かんじゃうなぁ。
ヘビとか、麦わらとか……。

いやぁ、それじゃあ、年寄りには売れないし、ビジネスユースにも向かない。

「消せる」「消える」ことが判りやすいデザインというと、やっぱり、「消しゴム付き鉛筆」しかないかなぁ。

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