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2011/03/18

日本の電力網はスマートなのか?

昨年だったか一昨年だったか、スマートグリッド(賢い電力網)が話題になったときに、「日本の電力網はすでにスマートなのだから、スマートグリッドは不要」という意見が、電力業界から出ていた。

東京電力管内では,1軒当たりの年間停電時間は平均4分で,「約90~100分の米国に比較して1/20以下」

……であるからして、充分なインフラが整っている、というのである( 日経エレクトロニクス雑誌ブログ『「日本にスマートグリッドは不要」と言われる理由』http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20090601/171043/より)。

そうかなぁ?
上記記事でも指摘されていたように、停電対策は充分かもしれないが、一般家庭の太陽光発電、電気自動車への充電とバッテリからの給電、等々、小規模な発電設備への対応は未整備だそうだ。

今後、原子力発電はダメとなると、太陽光発電や風力発電などの、いわゆる再生可能エネルギーによる発電に比重が移るだろう。
各家庭の太陽光発電だけでなく、コジェネレーション・システムやマイクロ水力発電(せせらぎ発電)など、小規模な発電設備を上手につなぎ、(電気自動車だけでなく)家庭や事業所のバッテリーをバッファとする、真の意味でのスマートな電力網の整備が望まれる。

原発を作って安全性の宣伝をすることではなく、スマートな電力供給を行うことが、電力会社の本当の仕事ではなかったのか。

いやまぁ、それ以前に、連日の輪番停電(計画停電)で日常生活や会社の業務に支障を来たしている状況を見ると、とてもスマートだったとは思えないのだが。

……なんてことを、エネループ(ニッケル水素電池)を電源とするLEDライトの灯りの元、リチウムイオン電池駆動の携帯電話でワンセグ放送を見ながら思ったのだった。

(補足1)ノートPCはリチウムイオン電池で駆動するが、ルータや無線LAN機器がAC電源なので、停電中はインターネット接続できない。ネットワーク機器もバッテリ駆動にしちゃえば良いのだよね。電源電圧はどうせ5Vか6Vなのだから。AC使う必然性はないよなぁ。

(補足2)エネルギー源として、マグネシウムを利用することも考えられる。
日経サイエンス2007年11月号「太陽光レーザーが拓くマグネシウム社会」
原発容認か、豊かな生活をあきらめるか、という二択は、間違っている。人類は、もっとスマートな(賢い)はずだ。

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