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2011/02/16

梅の花と暗黒物質

朝日が昇る前に散歩に出掛ける。
まだ薄暗い中、こんに引っ張られて畑の縁の道を走ると、ぼぉっとウメの花が白く浮かんでいる。

幹や枝ははっきりと見えず、花の集団だけが丸く浮かんでいるようだ。
個々の花を太陽に例えれば球状星団、個々の花を銀河に例えれば銀河団みたいだなぁ、と思って見ていて、ふと、暗黒物質のことを思い出した。

この宇宙には、光を出さないので目に見えず、光を遮ることもなく、電波でも見えない物質があるらしい。
光や電波で見ると「真っ暗」なので暗黒物質(ダークマター)と呼ぶ。

その正体は不明だが、確かに存在している。
ビッグバンの勢いで散らばってしまうはずの星や銀河がまとまっているのは、目に見えないけれど重さのある暗黒物質が通常物質を引き寄せているのだ。
暗黒物質が通常物質をまとめて支えている。

ちょうど、暗がりではよく見えない枝や幹がウメの花を支えているように。

そして、ウメの花びらよりも枝や幹全体の重さのほうがはるかに大きいのと同じように、暗黒物質全体の質量は通常物質全体の質量よりはるかに大きいのだそうだ。

見えない木々に満ちた森に咲く、わずかな白い花だけを見て、宇宙はこういうものなのだと思っていたのだね、われわれは。

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