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2010/10/13

隔絶された環境からの生還

落盤事故で地下に閉じ込められた作業員が、次々と救出される。
……というチリからのライブ映像を、会社のPCで見た。

地球の反対側からの映像を、遠く離れたところからネットワーク越しに見る。
なんだかデジャブのようだなぁ、と考えていて、思い出した。
アーサー・C・クラークのSF『渇きの海』の救出シーンに似ているのだ。

『渇きの海』では、地球の反対側の鉱山ではなく、月の裏側の海を覆う塵の下に月面遊覧船の乗組員と観光客が閉じ込められる。
地表と隔絶された環境、1本のパイプを通じて届けられる水やメッセージ。
掘り出すことができないので、人が入れるサイズのパイプを使って、一人ずつ救出する……。

一方は現実で、一方はフィクションだが、隔絶された環境からの生還を扱い、救出に至る過程がライブ中継されるところまで同じだ。
21世紀の現実と、半世紀前の一人の技術者/作家の空想との、不思議な共鳴。

ともあれ、救出劇は現在も進行中だ。
全員が無事生還されることを願う。

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