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2010/07/10

言魂からの解放

言魂(ことだま)というヤツから人々の心を解放することも、科学の役目だよね。
受け取る人の心に感情を呼び起こすコトバを自分達に都合の良いように捩曲げて使う輩には要注意だ。

神風・上昇・自然・進化。

ちょっと待てや、とツッコミを入れてやるのが良いだろう。

元が攻めて来たとき、二度にわたり退けてくれた神風の正体は、台風だった。
台風は赤道付近で暖まった上昇気流がタネとなってできた巨大な熱帯低気圧である。
ややっ、日本が侵略されている、それ、神風だ!ってんで熱帯低気圧を発達させて日本列島目掛けて投げ付ける神様。
んー、ファンタジーとしてもどうかねぇ。
絶対防衛圏が赤道に近いときのほうが、第七艦隊を沈め易いだろうに。
いざとなれば神風が吹いて神国を守ってくれる。神風が吹きそうもなければ、優秀な若者を誘導ミサイルの搭載コンピュータとして消費して神風の代用にしちゃえ、なんてことが、わずか2世代前にあったことを忘れてはいけない。

ごく単純に、上昇は良いイメージに使われるが、もちろん、科学的には良くも悪くもない。
大災害をもたらす台風だって上昇気流から生まれるのだしね。

自然も良いもの、優しいものというイメージの宣伝に使われるが、もちろん、優しくもなんともない。
台風の被害に遭ったり、スズメバチに刺されても、自然は優しい、安全だと言えるだろうか?

成長・改良・発展と言うほうが適切なことを、進化と呼ぶ悪い例が多い。
進化には、良くなるという意味はない(詳しくは、科学的逍遙を参照のこと)。
言魂はソーシャルエンジニアリングへと進化して、より巧みに人を駆り立て、騙し、胡麻化す道具になっているのではなかろうか。

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