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2010/01/10

ベテルギウスが超新星になるとき

本日付の朝日新聞の記事によると、オリオン座のベテルギウスが超新星爆発を起こす兆候が見られるそうだ。
NASAの発表によるとのことだが、もとの記事が見つからなかったので、少し前(昨年6月11日)のナショナルジオグラフィックの記事にリンクを張っておく。

オリオン座のベテルギウス、謎の縮小
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=71663876&expand

ベテルギウスはオリオン座に二つある1等星のうち、向かって左上にある赤い星である。

Winterstars3

このところ毎晩のように、こんとの夜の散歩で目にしているあのベテルギウスが、明日にも超新星(スーパー・ノヴァ)になるかも知れない……。
そう思うとドキドキする。
まぁ、予兆が見られるというものの、明日爆発するのか、2万年くらい先まで今のままなのか、それはわからない。
富士山の噴火と似たようなものだね。

もっとも、富士山のほうは、噴火すると大変なことになってしまうが、ベテルギウスのほうはほとんど影響がないだろう。
なにしろ、600光年のかなたであることだし。
ガンマ線のシャワーに備えて、スペースシャトルからの乗組員退避は必要かも知れないが(地上に居れば、大気で守られているから大丈夫……のはず)。

それにしても、満月に相当する明るさの星が生まれるわけだから、すごい出来事である。
カミさんに、何日間くらい見られるの? と訊かれたので、過去に観測された超新星の記録を調べてみた。

SN 1572(ティコの星)は、1572年11月11日にティコ・ブラーエによって発見され、1574年3月まで肉眼で見られたそうだ。約1年半である。

かに星雲を産んだSN 1054(おうし座超新星)は1054年に観測され、藤原定家『明月記』などに記載がある。日中見られたのは23日間、夜空には653日にわたって輝いたそうだ。

ベテルギウスが超新星になったとき、日本が梅雨であっても、梅雨明けか中休みまで待てば、見ることができそうである。

それはさておき、ベテルギウスが異様に明るく輝くのが地球で観測されたとき、ベテルギウスの現地では、超新星爆発は600年前の出来事となる。
ひょっとすると、いま現在、すでにベテルギウスは爆発してしまっていて、中性子星あるいはブラックホールへと変容しつつあるのかもしれない。

まったく、宇宙のスケールに比べると、人生なんてのは泡沫のごときものだねぇ。
その泡沫のごとき生命体を構成する重金属は、超新星爆発によって形成されたものなのだけどね。

超新星爆発によって生まれた「星の子(スターチャイルド)」の子孫であるワシらは、ベテルギウスが超新星になるときの光を見ることができるのだろうか。

蛇足:ヤフーの星占いサイトが改竄され、閲覧するとウイルス感染の恐れがある状態だったそうである(現在は修正済み)。サイバー攻撃に遭う可能性を、星占いで予見できなかったのかねぇ?(ぷぷっ……失礼)

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