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2009/11/25

溶けベールは融けベール

雪印乳業の北海道100カマンベールのCMで、カマンベールチーズフォンデュを「溶けベール」と称しているが、誤りである。
正しくは、もちろん「融けベール」である。

牛乳に溶かしたりしたのではなく、加熱して相変化させただけだからね。

(参考)
元祖【科学的逍遙】「とける」の正しい漢字は?

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2009/11/23

足尾に行かなかった

例年、11月の連休には足尾へ出かけてニホンカモシカの調査をしている(「足尾へ行ってきた」参照)。
落葉樹の葉が落ち、ススキの枯れるこの時期が、定点観察にもってこいなのだ。
もっとも、ここ数年、一日中定点観察ポイントでねばっても、1頭も見られない状態が続いている。
そのためほとんど、大学の研究会のOB有志の野外飲み会のための足尾集合と化している。

……というわけで、毎年楽しみにしているのだが、今年は行けなかった。

自治会の役員をやっているので自治会の行事を抜けられないし、体調というか外痔核もイマイチだ。
長時間のドライブや、キジウチは恐怖である。

ちなみに、キジウチは登山用語で、屋外での用足しのこと。
その姿勢が雉を撃つ猟師の格好に似ていることに由来する。
蛇足だが、大キジと小キジというように使い分けることもある。
さらに蛇足だが、男性の場合はキジウチ、女性の場合は「お花摘み」と言う。

「おや、連れ立ってどこ行くの?」
「ちょっとお花摘み」
……という会話の後、ジェントルマンは女性の消えた方向と反対側の景色を眺めるのである。

話が逸れた。
足尾に行けず、ちょっと気分が沈んだので庭で焚火でもしようかと思っていたのだが、やりそびれた。
いろいろ用事があったり雨が降ったり、Windows アップデートで時間を潰されたりしたのである。

ちなみに、Windows アップデートに長時間かかったのは、メインマシンのデスクトップPC(HP Compaq)ではなく、もらいもののノートPC(NEC)である。
メインマシンのほうは、こまめにアップデートしているので、時間的ロスは少ない。
ノートPCのほうは、Windows が重くって仕方がないので、KNOPPIX(Linux の一種)でウェブブラウジングしたりしていた。

それでも、Windows を使わざるを得ない場合もあるので、ウイルスバスター2007を2010にバージョンアップしておこうと思ったら、システム要件が満たされていない、と拒否された。
メインメモリが256MBしかないのだ。
Windows が重いのも、KNOPPIX ですら動作が緩慢になるのも、メモリ不足のせいである。
こんなメモリなのに、出荷時仕様ではビデオ編集ソフト用に Apache が常駐するようになっていたのだから、笑ってしまう。
まったく、プリインストールソフトてんこ盛りのコンシューマモデルは使えたものではない(HPのほうは、BTOでミニマム構成のものを通販で買った)。

これではしょうがないのでメモリを買い足すことにした。
マニュアルを引っ張り出して見たら、DDR SDRAM/SO-DIMM PC2700タイプを1枚増設できる、とのことだったので、量販店で512MBのメモリを買ってきた。
メモリを増設してウイルスバスターをバージョンアップ、までは1時間もかからずに終わったのだが、そこから溜まりに溜まった Windows アップデートをすべて更新するのに3時間ほどかかったのだった。

また話が逸れた。

焚火は諦めたが、6年前に邪魔なので伐ったビワの切り株(といっても高さ1メートルくらいのもの)を薪にすることにした。
ところが、去年取り除いたビワの幹は良い薪になったのに、今日倒した幹は、虫食いでぼろぼろだった。
薪も手に入らず。
一緒に庭に居たこんは喜んで腐りかけの木切れを振り回して遊んでいたが。

連休の終りの夕焼け空を眺めながら薪にしそこなった木切れをまとめ、枯れたコブナグサなどを片付けたのだった。

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2009/11/18

個人の感想です。

最近、テレビのコマーシャルで、画面の下に「個人の感想です」といった表示が出ているのを目にする。

「この化粧水を使うと、もうお肌がぷるっぷる……」と興奮気味に話している婦人の映像の下に「個人の感想です」。

「この薬のおかげで膝の痛みがウソのように消えました」と語る老人の映像の下に「個人の感想です」。

いやー、これは良いね。
そのとおり、きちんと実験計画を立てて統計的検定にかけない限り、「効果」というヤツは「個人の感想」の域を出ないのだ。

だから、ほかのいろんなことにも「個人の感想です」を付けてしまえばいい。

「血液型を聞けば、その人の性格がわかります(個人の感想です)」

「その人の一生を決めるのは、生まれたときに太陽の向こう側にある星座です(個人の感想です)」

「日本は神の国です。だから他の国より尊いんです(個人の感想です)」

ま、こういった物言いは、感想というより思い込みとか、そうあって欲しいというファンタジーとか、まぁそんなものだけどね(個人の感想です)。

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2009/11/15

ケヤキの黄葉

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近所の公園のケヤキが黄葉し、気の早いものは茶色い葉を散らし始めている。
ということで写真のケヤキをよく見ると、奥のほうは黄葉しているが手前のほうは紅葉している。


真っ赤なケヤキの葉は初めて見たように思う。
個体差だろうか?
若い木は紅葉し、歳を経ると黄葉するのだろうか?

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2009/11/10

身体に裏切られるとき

いきなり何だが、先日来悩まされていた外痔核は小康状態となったが、いまだ不安が残る。
洗浄機能付き便座のない環境での用足しができなくてなってしまった。
さらば、青春のキジ撃ちの日々よ。

昨日、人間ドックの詳細な結果が来たのだが、E判定があった。
高脂血症、高コレステロール。
暴飲暴食しているわけでもなく、毎日1時間以上運動(散歩)しているのだから、あとは何に気をつければ良いのだろう?

検査結果に胃炎もあったが、そもそも検査結果がストレスのもとだよね。

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2009/11/06

カエルの死

夜の散歩中に聞く虫の声も細り、数が減った。
つい最近までカエルの声と虫の声が競うようだった気がするが、カエルの声が聞こえなくなってからひと月半ほど経っているはずだ。

ところが、このところ路上でカエル(アマガエルやツチガエル)の死体を見かける。
水が抜かれ、コンバインが撒き散らした稲わらだらけの田んぼから、冬眠場所へと移動中に車に踏まれたのだろうか。
なかには、まったく無傷の死体もあり、ひょっとしたら凍死なのかなぁ、と思った。

凍死といっても、文字通り凍って死んだのではない。
活動に必要な熱量を生産することができず、眠るように死んでしまうことだ。
冬山でもないのに、登山者が遭難死することがある。
低体温症、疲労凍死と呼ばれる現象である。

カエルは変温動物だが、活動可能な体温の範囲というものがある。
移動中に活動不能な状態まで体温が下がり、かといって冬眠の準備もできていないので死んでしまう……ということがあるのだろうか。

そんなカエルの死体を踏まないように歩いていると、こんは田んぼに入り、イネの切株の間を元気に走り回る。
ワシは迫り来る冬とか外痔核にやられて洗浄機能付便座のないところには行けなくなってしまったこととかを考えて悲しい気分になっているというのに、こんはイノコズチ(ひっつき虫)の藪に頭を突っ込んだりする。

……そんな元気なこんの能天気さが救いかもしれない。

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プルトーンの火

プルサーマル始動。

うーん、あまり良い考えとは思えないなぁ。

核燃料の「燃えカス」からまた燃料を作ってもう一度燃やそう、という発想は、(廃棄物が一切出ないなら)悪くない。
ところが、「燃えカス」の中の燃料であるプルトニウムが曲者だ。

もちろん放射性物質だが、強力な毒物でもある。
その毒性については、高木仁三郎著『プルトーンの火』(現代教養文庫)で読んだ覚えがあるが、さて、どれくらいのものだったか……。
粉末になったものを吸ったりすると、近距離被爆でとても危ないとか……。

プルトニウムは、ウランよりも少量(数キロ?)を一箇所に固めるだけで、臨界に達する。
臨界とは、核分裂反応が連続的に起こり続ける状態である。
核爆発のような急激な反応ではないが、放射線が放出され続ける。

そのプルトニウムとウランを混ぜて新たに核燃料を作る作業は、日本ではできないので、フランスまで「燃えカス」を運び、核燃料にしてもらって、また持って帰る。
この輸送手段は、もちろん船である。

核テロをたくらむテロリストと結託した海賊に狙われたりしないのだろうか……。

まぁ、プルトニウムを入手しても、核爆弾を作るのはそんなに簡単ではないらしい。
きわめて短い時間に、プルトニウムの球殻を限られた容積にまとめるよう、精密に制御された爆発を起こす必要があるからだ。

だがすでに書いたように、爆発させなくても臨界状態にすることは簡単である。
1999年9月30日、茨城県の東海村で、JCOの核燃料加工施設の作業員が被曝し、うち2名が死亡する、という悲惨な事故が起きている。
「バケツで臨界」と冗談のように言われるが、人が死んでいるのだ。冗談では済まされない。

この事故ではウラン溶液だったが、ウランに限らず、放射性物質を(減速材抜きで)一箇所に集めるだけで、むき出しの原子炉ができてしまうのである。
そういうテロを考える輩がいないとも限るまい。

……というわけで、プルトニウムの輸送経路は秘密にされているが、過激な環境保護団体は経路を察知し、抗議活動をしている。秘密にしておく意味はあまりないような気がする。

ちょっと待てよ。
船で輸送する、ということだが、船は当然、石油(重油)を燃料としているよね?
……ということは、原子力発電所の燃料を輸送するために化石燃料を燃やし、大気中の二酸化炭素を増やしているのである。
放射性廃棄物のことはさておき(置き場所に困っているのだが)、原子炉を廃炉にするにも大規模な工事が必要になるから土木機械を長期間働かせるわけだが、土木機械も化石燃料を消費して二酸化炭素を出しまくるよね?

それなのに、「原子力は地球温暖化抑止に貢献する、地球に優しい発電方法」なんて言うか?
CMを見ると、「発電の過程では二酸化炭素を放出しない」と科学的に正しく述べているが、要するに「発電以外の過程では、二酸化炭素出しまくり」と言わずにいるだけ、ではないのか?

……やっぱり、あまり良い考えとは思えないなぁ。

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