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2008/11/10

除草のタイミング

昨夜、こんの散歩中に近所の公園の伸び放題だった草が刈られているのに気付いた。
ここ数日、残業で遅くなったり、こんが公園へ行くのを嫌がったりしたので、公園の状況がわからなかったのだ。

しかしなぜ、この時期に除草……草取りをするのだろうか?
芝生は多少頻繁に草刈りしていたが、水路沿いの斜面は夏中、草ぼうぼうだった。
公園の管理者である市か、水路の管理者である県が、夏の間は刈っても草が伸びるので「損」だと考えたのだろうか。
だとしたら、その考え方は「科学的」に間違っている。

「草ぼうぼうになって困る」場合のその草は、セイタカアワダチソウ、クズなどの多年草である。
夏の間、葉を茂らせて盛んに光合成して、その栄養を地下茎に蓄えて冬を越す。
秋のこの時期には、すでに地下茎に十分な栄養を蓄えているので、また来春芽を出し、盛大に葉を茂らせることは容易に予想できる。

草刈りは、夏の最中にやるべきなのである。
まず、梅雨が明けたらすぐに、伸び始めた地上部(葉と茎)を刈って、前年の貯蔵栄養を浪費させる。
その後、8月・9月に1回ずつ刈れば、多年草は地上部を伸ばすことに疲弊してしまって、地下部に栄養を蓄える余裕がなくなる。
これにより、シバのような「刈り込みに強い」多年草のほうが有利になって、「草ぼうぼう」から「草原」に近い状態に変わるはずだ。

こういうことは、植物生態学や雑草学の知見からわかっているはずである。
それなのになぜ、除草方法として一般化しないのか、ちょっと不思議だ。

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