『Harry Potter and the Deathly Hallows』を読んでいる
『Harry Potter and the Deathly Hallows』を読んでいる。
言わずと知れた、「ハリー・ポッター」シリーズの最終巻である。
1週間ほど前のある日、カミさんが「日本語訳が出る前に結末を知りたい!」ということで(かなり前に)買った原書が居間のテーブルの上に置かれていたので、読み始めた。
何となく読めるのである。
そりゃまぁ、イギリスの小学生も読める本だからね。
……ということで読み始めたら、判らない単語がたくさん出てきた。
そのたびに電子辞書を引くので、読み進むスピードは遅い。
目標は1日1章であるが、残業の日は帰ってくると目がショボショボなので辛い。
しかしまぁ、なんで小学生でも読めるはずの本なのに、こんなに辞書を引かにゃぁならんのだ、と考えて、気付いたことがいくつかある。
中・高・大と英語を勉強してきても、出会う単語の数はたかが知れている。
大学のときは生物学のテクニカル・タームに苦しみ、ここ十年ほどはIT関係のテクニカル・タームに苦しんだ。
それでも、英語圏の人たちが日常使う単語には、出会っていなかったりするのだ。
肩をすくめる、ぶつぶつ言う、射すくめる、目をそらすなどの生活上の動作に関する単語、判りますか?
また、中・高で習う英語は、じつは英語ではなくて「米語」である。
インターネット上の英語も、大部分は米語である。
だから、marquee という単語を見たら、劇場のひさしに掲げられた映画のタイトルが目に浮かぶ。
ついでに、Internet Explorer 独自の HTML タグである MARQUEE 要素も浮かんだりする(文字が横スクロールするヤツだね)。
ところが、ウィーズリー家の庭に marquee があって、中に人がいっぱい入る、という描写があって、ワケが判らなくなった。
辞書を引くと、サーカスで使うような大きな天幕だそうだ。
こういうところで躓くから、なかなか先へ進めない。
結局、半ばまで読んだところで日本語版が発売されてしまったので、日本語版を読んだ。
……ということで、英語で読んだところを日本語で読み直すと、物語の流れは「だいたい」つかめていたが、細かいニュアンスや複雑な説明が把握できていないところも多かった。
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