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2007/07/13

頭痛と幻覚

『こころのサイエンス』02号を読んだ」に、片頭痛の前駆症状である「閃輝暗点」が見えても寝込むような頭痛にならない、と書いた。

……そのインクも乾かぬうちに(比喩的な表現だよ、もちろん)、昨日は大変な頭痛に襲われて、1日寝込んでしまった。
朝からなんとなく側頭部が痛かったのだが、まぁ大したことはなかった。
朝はそれよりも、尻の不調のために休みをもらい、午後に薬でも買いに行こうかと思っていたのだ。

ところが、午前中横になって休んでいるうちに、だんだん酷くなってきた。
夕方には、屋根の上のスズメの鳴き声までが頭痛に響くようになり、それだけでなく、「音が見える」ようになってしまった。
閃輝暗点と同じような、黒い点のまわりに輝く縁のついて図形が、音とともに視野をよぎるのである。

スズメが鳴くと、目を閉じているのに三角形が視野の左隅に出現し、「びょん」と大きくなる。
同時にズキリと左側頭部が痛む。

ムスメが階下のピアノでモーツァルトを弾くと、虹色の水玉が視野の左から右へと軌跡を描く。
そして絨毯爆撃のような頭痛(ベトナム戦争時、低空で爆撃する攻撃機から撮った映像があったが、あんな感じでドカドカドカッ……)。

久石譲の曲にはそれほどの衝撃がなかった。
モーツァルトの破壊力は相当なものである。
よくモーツァルトは「癒し」だと言われるが、片頭痛の発作中には「拷問」である。

今日は幸いにして、大して痛まない。
昨日ゆっくり休んだせいか、イブプロフェンが効いているのか……。

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