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2006/12/25

オオトカゲが聖母なら、キリストは女性か?

朝日新聞に「聖母?オオトカゲ、交尾せず産卵 英の動物園」という記事が載っていた。
英国の動物園に飼われているメスのオオトカゲが、オスと交尾することなく産卵したとのことだ。
有性生殖をする動物の卵が、オスの精子との結合無しに発生を始めることを単為発生という。
このような生殖方法を単為生殖という。
アリマキ(アブラムシ)やアリ・ハチなどの昆虫ではよく見られる。
オスアリやオバチは、すべて単為生殖によって生まれる。
しかし、単為生殖はセキツイ動物では珍しいのだ。

もちろん、交尾せずに産卵する、なんてことなら毎日何億羽(推定)というニワトリがやっている。
しかし、ニワトリが産む無精卵は、ヒヨコになることはない。
したがって、ニワトリの産卵は単為生殖ではない。

このオオトカゲたち(2匹なのだ)の卵は、2007年1月に孵化する予定だという。
つまり、オスの関与なく、メスだけで子供を作ることができる、ということなのだ。
聖母マリアがイエスを身ごもったように。
……ということで、クリスマスの話題としてネイチャーに載ったらしいのだが、一つ問題(?)がある。

オオトカゲの性決定についてはよく知らないので、生まれてくる子トカゲがオスだけ、メスだけ、オスメス両方、のいずれになるのかは判らない。
爬虫類の場合、卵の置かれている場所の温度が性決定に関与する、という話も聞いたことがあるしね。

オオトカゲはともかく、ヒトの場合、単為生殖によって生まれてくる子供は、必ず女性となる。
ヒトの性別は性染色体により決定され、XYの組合せなら男性、XXの組合せなら女性である。

普通の有性生殖であれば、メスの卵のX染色体と、オスの精子のXまたはY染色体の組合せで、オスかメスか、どちらかが生まれてくる。
単為生殖の場合、オスの精子の関与はないのだから、メスの卵のX染色体しか持ちようがない。
ヒトの場合、染色体が半数では生まれてくることができないから、発生の過程のどこかで染色体が倍化したとして、やっぱり性染色体はXXだ。
従って、生まれてくるのはメス(女性)である。
もしも本当にマリアが単為生殖によってイエスを産んだのだとしたら、イエスは女性でなくてはならない。

クリスマスの話題として、生物学を学んだものにとっては面白いが、キリスト教徒にとっても面白い話なのだろうか?

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2006/12/15

ヤな宣伝文句

以前、「携帯電話の進化と退化について考える」という記事を書いた。
それは、「商品は「進化」する」にも書いたとおり、市場での生存競争の結果、環境にマッチしたものが「選択」して生き残り、その「意伝子(ミーム)」を受け継いだ商品が生まれる様が、生物の進化と同様の現象だからだ。

しかし、最近の宣伝文句を見ていると、やっぱり進化についはサッパリ理解していないな、と思わせるものが多い。
次のような宣伝文句を見たら、そのコピーを考えた人はアタマが悪いか、あるいは消費者を馬鹿にしていると思ったほうがよい。

「進化形」
「より進化した」
「最終進化」
「進化を遂げた」

……繰り返しになるが、進化とは、環境との相互作用によって起こる現象である。
環境が変化する限り、「最終」もなければ、「遂げる」こともできない。

単に、
「進歩した」
「より優れた」
「現時点では最高性能」
「これ以上のものは他社では作れまい」
ということだったら、そう書けば良いのである。

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2006/12/13

ATMのユーザビリティ

税務職員かたり、振り込め詐欺 女性が600万円の被害という事件が起こった原因の一つに、ATMのユーザビリティの悪さがある。
この事件では、「税金を還付する」と言われてATMの「振込み」ボタンを押してしまったことので、自分の口座の預金を詐欺師の口座に振り込んでしまっている。

銀行のATMで、最初にどのボタン(の画像)を押したらよいのか、戸惑った経験はないだろうか?
ボタンの表示は、だいたいどこのATMでも、「ご入金」「お振込み」などとご丁寧な名詞になっている。

仕事上、Webユーザビリティについて勉強していたら、「ボタンの表示には名詞ではなく動詞を使ったほうがよい」という記述があった(出典は忘れてしまったのだが)。
しかも、長くなってもよいから、そのボタンを押したら何が起こるのかを明確に示すべきだ、という。
一般的な「送信」とか「戻る」とかいうボタンでは、何が起こるのか判らないので、ユーザビリティが低いのだそうだ。

これに従えば、「お振込み」は「相手の口座に振り込む」としたほうが良いだろう。
こういう表示になっていれば、この事件は起こらなかったように思う。
この犯行は、ATMのユーザビリティの不備に由来する脆弱性を突いたものだとも言えるだろう。

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2006/12/10

メンテナンスしてたのだね

12月6日の昼休み、携帯電話からココログに投稿した。
モブログを使ってメールで投稿したのだ。
ところが、Firefox の RSS に新しい記事が登録されない。
変だなぁ、と思ってココログにアクセスしようとしたが、アクセスできない。
おやおやと思ってよくよく見たら、メンテナンス中だとのお知らせが。

あぁ、7月のトラブルの根本治療のために、データベースの分散化をするとか言っていた、それを実施中なのか。
53時間? 大変なこったなぁ、と思っていたところ、7日になってビックリした。

「12/5-12/7ココログメンテナンス」について」によると、負荷テスト中、原因不明のレスポンス悪化が見られたため、バージョンアップを断念して元に戻したのだそうだ。
う~ん。
またやっちゃったねぇ。
負荷が高まってレスポンスが悪化する原因というのはいろいろあって、存在しないスペーサ画像がキッカケになったりすることもある。
ひょっとして、いろいろなデザインのテンプレートを用意したりしたのがまずかった、なんてこともあるかもしれない(そういう経験があるのだ。やけにWWWサーバがダウンするので、アクセスログを調べたら「404」だらけだった、なんてことが)。

う~ん。
とりあえず、今は動いているようだけど。
それに、ワシはメインの日誌を「科学的逍遙」に移してしまったのでいいんだけどね。
12月6日の記事が12月7日の日付で投稿されちまったのはなんだかなぁ。

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2006/12/07

朝の散歩がだんだん辛くなった

朝の散歩がだんだん辛くなった

毎朝6時に起きるこんに付き合って散歩している。
毎朝日の出が遅くなり、走ると耳が冷たい。
なかなか辛いのだが、朝焼けを見たりすると、多少元気が出る。
今朝は、うす赤く染まった雲を見上げて西に頭を回したら、満月が浮かんでいた。

(この記事は12月6日にメールで投稿したが、メンテナンス中だったため7日付けで掲載されたものである。)

(この記事に加筆して、科学的逍遙の日誌/2006-12-06に掲載した。)

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