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2006/06/29

羽化したてとおぼしきナミアゲハ

ナミアゲハ夏型
昨日の朝、庭の隅のミョウガの葉に、ナミアゲハがとまっているのを見つけた。
たぶん、その朝に羽化したばかりなのだろう、羽には傷一つなかった。
夏型のナミアゲハは、なかなか黒々としている。

一方、庭のルー(ヘンルウダ)には、ナミアゲハの卵や、孵化したばかりの幼虫がいた。
しかし、幼虫を見たのは一昨日で、その後姿を見ない。
幼虫のいたあたりには、小さなカマキリの幼虫が2匹もいた。
カマキリって、アゲハの幼虫も食べてしまうのだろうか?
食べるのだとしたら、庭で見られる食物連鎖の一例となる。

さて、上の写真の背景に緑色の網目が見えるが、これは隣家の庭との間に張った網そのものである。
なぜ網が張ってあるのか、というと、こんが隣家へと侵入するのを防ぐためである。
副次的な効果として、ネコが庭に入ってこなくなった。
ときたま、どこからか入ってきて網にひっかかるマヌケなヤツもいるけどね。

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2006/06/25

庭にラティスフェンスを作った

ムラサキシキブの下でくつろぐこん
最近こんは庭がいたく気に入っていて、昼間は長時間庭で過ごすこともある。
散歩に行かなくってもいいや、なんてときもある。
もっとも、雨の日も芝生に腹ばいになったり、穴を掘って足をどろんこにしたりするので、家に上げるときが大騒ぎになるのが難だが。
庭に放しておくには、現状の「仮ドッグラン状態」では不安がある。
何しろ、足をつけたラティスを立てて、そこから駐車場の柱との間に、畑などで使う動物避けのネットを張っているだけなので、ネットをくぐったりラティスを倒したりしたら脱走可能だ。

……ということで、ちゃんと支柱を立てて、ラティスフェンスを設置することにした。
木製のゲートで出入りできるようにして……と考えたら、自分で部材をそろえて作るのは面倒なので、キットを探した。
アイリスオーヤマの木製ゲートポスト金具セットとラティスポスト、固定金具(角度調整型 LPK-60A)を通販で買って、ラティスは近所のホームセンターで買った。
木製ゲートと角度調整型の固定金具はホームセンターになかったからだ。

で、先週金曜日に部材が揃ったので、今日、組み立てた。
台風などのときに、ポスト(柱)からラティスをはずせるように、ストロング丁番掛金で固定した。
ちょいとゲートがぐらつくのでもう少し手を加える必要があるが、まぁまぁの出来になった。
……だが、午後になって雨が降ってきたので、今は写真はないのだ。

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2006/06/19

今ここで起きる進化

ツマグロヒョウモン(2004年6月撮影)今年は、ツマグロヒョウモンの成虫も幼虫も、あまり見ていない。成虫は、ぼろぼろの羽のメスを一回見ただけ、幼虫もスミレを求めて玄関先を彷徨っている1個体を見ただけだ。
アゲハチョウも少ないように思うので、今年は夏のチョウが出遅れているのか、どうなのだか……。

……と考えていたら、nikkeibp.jp で気になる記事を見つけた。
すぐそこにある危機:北上するチョウの受難」によれば、本来の生息地でない温帯に進出したツマグロヒョウモンが、目立つので鳥に食べられやすいのではないか、というのだ(伊藤嘉昭・元名古屋大学教授の報告による)。
【科学的逍遙】のクイズの題材にツマグロヒョウモンを使ったとき、その解説に、ツマグロヒョウモンの擬態の話を書いた。
ツマグロヒョウモンは、とっても不味いカバマダラそっくりの模様をしているので、天敵である鳥などが敬遠するため、食べられずに済むという戦略をとっている。
ただし、この戦略が有効なのは、カバマダラが生息している地域だけだ。
なぜなら、鳥は先天的(生得的・遺伝的)に「カバマダラは不味い」と知っているわけではなく、カバマダラを食べて不快な思いをして学習し、カバマダラに似たツマグロヒョウモンを避けるようになるからだ。

カバマダラは、日本では奄美大島以南でないと見られない。
もちろん、ワシの住む沼津市では、見たことがない。
カバマダラの居ない地域では、ツマグロヒョウモンの目立つ模様はベーツ擬態にならず、むしろ鳥を引きつけるネオンサインになってしまう。
そんな理由で、ツマグロヒョウモンは鳥に食べられて減ってしまうのだろうか。

だが、もしツマグロヒョウモンの中に、(鳥から見て)目立つ模様でないメスが現れたら、どうなるだろう?
カバマダラの居ない環境では、(少しでも)目立たない模様のほうが生存に有利なので、生き残って次の世代に遺伝子をつなぐことができるだろう。
ひょっとすると、何世代かのうちにツマグロヒョウモンのメスの模様が変わってしまう、なんてこともありうるのではないか?
もちろん、ツマグロヒョウモンが北上している原因である(と考えられている)「温暖化」の影響や、ツマグロヒョウモンのオスの好みの問題などもあるので、そう簡単に模様が変わるとは思えないが、可能性はある。

このように進化というものは、ワシらの見ている目の前で起こりうることなのだ。

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2006/06/17

梅雨の晴れ間

ちっこい画像だと何だか全然判らないね大雨洪水警報の出た翌日の午前中、梅雨の晴れ間に庭の手入れ(こんを遊ばせながら)。
エダマメの葉に、小さい虫がいるのでよく見たら、カマキリの子供だった。
春先に見つけたカマキリの卵嚢(らんのう)から孵った子供たちのうちの一匹だろうか。
ウチの庭には、トカゲやらカナヘビやらアマガエルやらイヌやら、天敵がたくさんいるので何匹が無事に育つだろうか。

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2006/06/14

『天使と悪魔』を読んだ

ダン・ブラウン(越前敏弥訳)『天使と悪魔』(角川文庫)を読んだ。
『ダ・ヴィンチ・コード』の主人公ラングドン教授シリーズの第1作である。
『ダ・ヴィンチ・コード』の中で教授は「ヴァチカンでは大活躍でしたね」などと言われていたが、そのヴァチカンでの冒険(?)が描かれる。
17世紀にガリレオ・ガリレイが創設した科学者たちの秘密結社イルミナティが蘇り、宿敵カトリック教会を壊滅させるべく、折りしもコンクラーベ(次期教皇選挙)のさなかのヴァチカンに時限爆弾を仕掛けた……。
その時限爆弾が、SFではおなじみの「反物質爆弾」なのだ。
爆弾として作られたものではないが、格納容器の磁気トラップのバッテリーが24時間で切れるので、内部の反物質が落下して格納容器の正物質と対消滅すれば、そのエネルギーでサン・ピエトロ大聖堂はクレーターと化すのだ。
その反物質を作った二人のセルン(CERN)の科学者のうち一人は殺され、残る一人とラングドン教授が反物質のありかを……反物質を盗んだ犯人を……追う、という物語。

宗教象徴学の教授の知識が、反物質探しにどのように役に立つのか……については、まぁ読んでのお楽しみ、というところだ。
いやぁ、ローマと言うところは、数世紀前の「歴史」がそのまま残された町なのだなぁ、と思った。
その意味では、『ダ・ヴィンチ・コード』と同様、史跡ガイドブック的な楽しみ方もできる。
読後感は『ダ・ヴィンチ・コード』よりもスッキリしている。
話の展開がストレートで判りやすいし、『ダ・ヴィンチ・コード』を読んでいて感じた「でき過ぎ感」があまりない。
ソフィーのおじいちゃん、懲りすぎだったもんねぇ。

話が判りやすい分、伏線も判りやすすぎる、とも言える。
イルミナティの「親玉」が誰か、中巻で見当がついちゃったし、反物質の始末の仕方も、ラングドン教授がCERNに居るうちに判っちゃったし。
また、この手の娯楽作品にはありがちだけど、「オイ、専門家なら気付けよ」的な描写もあった。
イルミナティの最後の紋章の謎は、ページを裏側から透かせばすぐに判ったし……。

それはともかく、どうにも疑問なのは「バッテリーが24時間で切れる」というところだ。
バッテリーの電圧の低下のしかたは非線形だから(単純なグラフにならないので)、「あと3分」なんていう表示はできないように思うのだが、どうだろう?
ノートPCにしろ携帯電話にしろ他の機器にしろ、満充電の状態から残量警告ランプが点るまでの時間は判らないし、残量警告ランプが点ってから電源が落ちるまでの時間も判らない。
まぁ、バッテリー残量警告のカウントダウンタイマーがなければ、このお話は成り立たなくなっちゃうんだけどね。

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2006/06/09

『パンダの親指』を読んだ

スティーヴン・ジェイ・グールド(櫻町翠軒訳)『パンダの親指―進化論再考―』(ハヤカワ文庫)を読んだ。
グールドは、区切り平衡説(断続平衡説)という進化理論を提唱した古生物学者で、バージェス頁岩けつがんとカンブリア期の多様で魅力的な生物の物語『ワンダフル・ライフ』の著者として知られている。
いや、「知られていた」だ。2002年に中皮腫で死去した。享年60歳。
もうグールドの新しい著作は読めないんだなぁ、と思って、文庫本になった『パンダの親指』を買ったのだ。

もちろん、上下巻合わせて500ページを超える本書を通じて、ずっとパンダの親指(6本目の指に見えるが、実際には手首の骨)について述べているのではない。
本書で述べられているのは、さまざまな生物の進化、科学と文化の悩ましい関係、そして事実を見抜く目を曇らせる偏見について……。

本書のほかの章でも繰り返し述べていることだが、私は、科学とは真理に導かれる客観的な機械なのではなく、熱意や願望や、文化に縛られた偏見などに影響される、人間的活動の典型なのだという見かたを主張している。文化に縛られた思考上の伝統は、科学の理論にも濃厚に影をおとすもので、とりわけ(いま問題にしている場合[引用者注:生物の進化はゆっくりと着実に起こるのか、急激に飛躍的に起こるのか]のように)想像や先入見を制約するようなデータがほとんど存在しないときに、憶測の方向を決定することがしばしばある。(下巻78ページ)

科学者や科学者の提唱する理論が科学的とは限らない、いや、科学的でないことのほうが多い、ということである。
もちろん、科学がきちんと機能し、文化的生活の基盤となっているのは、強力な誤り訂正機構を持っていることによる。
どんなに突飛な(突飛に見える)仮説であっても、事実と照らし合わせて齟齬がなければ「真実なのかも知れない」。
逆に、どんなに支持され権威ある学説であっても、所詮は仮説なのであって、事実をきちんと説明できなければ破棄されるべきなのだ。

グールドは、文化に縛られた科学者たちの奇妙な仮説をいくつも紹介している。
いやはや、18世紀から20世紀にかけての西欧の科学者たちの偏見には(21世紀の日本のアマチュアとしては)呆れるばかりだ。
常に、「由緒ある家系の白人(北アメリカならWASPの)男性が最も優れていて、庶民や女性や有色人種や異教徒は、それより下」であってほしいという願望に基づいている。
だから白人男性の偉人の脳は大きくて知性に優れているのだし(だから帽子もでかかった)、遺伝的障害を持つ白人の子供の容貌は東洋人に似るのだ。そして人間は下等生物から神へと至る階級の「ほぼ」頂点に位置するのだ。
……なんて考えに囚われているから、ピルトダウン人のようなまがい物に騙されるのである。

もちろん、前々世紀の白人はなんて馬鹿なんだ、なんてことは言えない。
ワシらもみんな、自分たちの文化に基づく偏見に囚われているのだ。
ワシの父親の世代は「日本は神国である」という「愛国心教育」によって、自分たちが最も優れた民族だと思っていた。
つい数年前に「日本は神の国」と発言して顰蹙を買った元首相もいたし(どこの国だってその民族の神とか仏とかの「国」に決まってるじゃん)。

やっぱりすべてに疑問をもち、「恐竜は愚鈍な動物だから滅んだ」というのは本当か、とか、「有袋類は有胎盤類より劣っているがオーストラリアで生き残れたのは隔離されていたからだ」というのは本当か、とか考えてみるべきなのだろう。
地球上にヒトが登場してからの期間は恐竜が生活した長い時間(1億年)には遠く及ばないし、進化の止まった(自然淘汰が働かなくなった)ヒトは、オーストラリアの有袋類と同じ境遇にある。
こうあって欲しい、という願望と、事実を混同してはいけないのだ。

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入梅

昨日、東海地方梅雨入り。
昨日は雨に降られなかったが、今日は朝から雨。
雨の中散歩に出たら、こんが用水路に落ちた。
用水路といっても、本流から分かれた細い水路で、飛び越えようとしたところで、後ろ足がはまったのだ。
普通に散歩していても、しょちゅう、溝のふたの穴に後ろ足をはめているこんのことだから、後ろ足を置く場所には無頓着なのだろう。
後ろ足から腰まで水につかり、ビックリというより困った顔で、こんがワシを見上げた。
リードを引いて上げてやったが、下半身というか後ろ半身がずぶ濡れになった。
幸いにして、下水道が整備されたためだろうか、水路の水が比較的きれいだったことだ。
雨で水量が多かったしね。

明日は当番のため出社するので、今日は休み。床屋へ行った。
髪の毛を短くしたら、白髪が目立つようになった。
このまま白髪を大事に育て(毛の総量を減らさないで)ロマンスグレーのナイスミドルを目指そうかな、と言ったら、カミさんに笑われた。
やっぱり、胡麻塩頭のオヤジにしかなれないようである。

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2006/06/05

いろいろあった週末だったの(こん談)

6月4日朝のこん
日曜の朝、散歩のあとウチに帰ってきてから、庭のコブナグサを食べてたら、おとうさんに写真を撮られた(ケータイのカメラってニブイから、顔を上げたとこになったけど)。
散歩の最中に道端の草を食べようとしたら、おとうさんに怒られたので、ウチまで我慢して帰ってきて食べてたの。
おとうさんは、道端の草はクスリがかかっているから食べるなって。
そういえば茶色く枯れている草が多いけど、庭の芝だって、わたしのオシッコがかかったところは枯れてる。
わたしのオシッコはクスリなのかしら。

ところで土曜日、朝イチで動物病院に連れて行かれたの。
左目がショボショボするのでウインクしたり、かゆいので前足でかいてたら、おかあさんやおねえちゃんにみつかっちゃった。
おとうさんの運転するクルマに乗ったけど、酔わなかった。
ちいねえちゃんの手にいっぱいよだれを垂らしちゃったけど。
病院では、最初に目に緑色のクスリを入れられた(ちいねえちゃんは「目が緑色に光って面白かった」と言ってた)。
そしたら、「傷はないようだから結膜の炎症を抑える薬をあげましょう」と言われて、そのあと何回も目薬を注されちゃった。

(部分的に)花咲く庭のこん
日曜日の午後、アサガオのネットを張るおとうさんの手伝いに(「手伝いじゃないだろ」byオヤジ)庭に出て、そのまましばらく木の枝を投げたりして(「投げたのはワシだ」byオヤジ)遊んだの。
そしたらおかあさんが「こんちゃん、いいにおいになろうかぁ~」と言うのでウチに入ったら、もう大変だったの。
お風呂でパンツ一丁のおとうさんに押さえられて、おかあさんにシャワーのお湯を掛けられて、シャンプーとリンスしたの。
そのあと怖い怖いドライヤーをかけられたんだけど、換毛期だから毛がいっぱい散っちゃったの。
おとうさんは口から毛をペッペッと吐きながら「今度は換毛期のシャンプーはやめよう」って言ってた。

夕方、気分が変わったので、夜しか行かない公園に、お父さんを連れて行ってみたの。
ちっちゃい怖いイヌやおっきい怖いヒトやちっちゃい怖いヒトがいっぱいいたので、2回も粗相しちゃった。
お父さんは「もっと昼間の散歩をいっぱいしたいなぁ」と言ってたけど、怖いからどうしようかなぁ。


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