だからそれは「進化」じゃなくて「進歩」でしょ!
今朝の朝日新聞の天声人語、冒頭でガックリ。
ちょっとした進化だ。鳥取県がホームページに載せた予算書に「検索機能」をつけた。技術的に難しいことをしたわけではない。ただ、情報を見せる側から、読む側へと、視点を百八十度転換させた点が新しい。
だから、何度も言っているように、「進化」には「進歩」とか「良い」とかいう意味はないのだよ。
盲腸が退化して植物の繊維質が消化できなくなるのも進化だし、洞穴の魚の目がなくなるのも進化なのだ。
したがって、ホームページに予算書を載せなくなるコトだって、それがホームページの存続にとって有利なら、「進化」と言えるのだ。
戦前の新聞が軍国主義を支持したのだって、その時点においては「進化」だったのだ(戦後民主主義を支持するように「進化」したはずだが……)。
先日も「庭の「進化」なんて「無理」」に書いたとおり、「進化」を濫用する輩は「ボキャ貧」である(とワシは断言する)。
天下の朝日新聞の天声人語子が「ボキャ貧」でよいのか??
なぜふつうに、「進歩」とか「改良」って書かないのだろう????
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