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2006/05/30

『もやしもん3』を読んだ

石川雅之『もやしもん3』(講談社イブニングKC)を読んだ。
『もやしもん』で某農大に入学した主人公は、『もやしもん2』で春の学園祭を経験した後、ようやく『もやしもん3』で夏休みを迎えた。
もちろん、実学系の大学であるからして、夏休みにも農場実習がある。
しかし、農場実習で沖縄ってのはいいなぁ。

「かもし」を加速する方法や、ワイン醸造法、皮膚常在菌による鑑識(?)など、例によって菌をめぐる科学的(?)な話題が満載である。
その中で、ちょいと端折られていたのがボツリヌス毒素。
食中毒を起こすボツリヌス菌の毒素を顔面の筋肉に注射し、しわを伸ばす話が出てきていた。
ボツリヌス毒素は神経毒なので、筋肉が弛緩しちゃうのだよね。
実際にしわを伸ばすプチ整形をした人にあったことがないので判らないが、皮膚がぷりぷりになるのだろうか?
筋肉が弛緩したら、皮膚はたるむのではないだろうか?

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2006/05/29

『ヒストリアン』を読んだ

エリザベス・コストヴァ(高瀬素子訳)『ヒストリアン』(NHK出版)を読んだ。
吸血鬼ドラキュラ、というか、ブラム・ストーカーの『ドラキュラ』のもととなった15世紀ワラキアの「串刺し公」ヴラド・ツェペシュの墓を探索する歴史学者たちの物語である。
ヴラド「ドラキュラ」は、敵対するトルコのムスリムにとっては極悪人だったが、郷土のひとびとにとっては名君だという話を別の本で読んだので、「?」と思う記述もあった。
それに、どうしてヴラドが○○○になったのか、そのあたりが判らんぞ。
SFじゃないから、細菌感染とかいうわけでもないし……。

……う~ん。何を書いてもネタバレになりそうだなぁ。
ということで、本筋とは少し違うところから眺めて思ったことを書く。

歴史的な背景については詳しく語られるので、「世界史の予習」をしておく必要はない。
しかし、回想の中の手紙の中で引用される文献のような多重構造のため、間を空けずに一気に読んだほうがよいだろう。
また、中世東欧と現代の欧米、冷戦時代の共産圏をめぐる旅など、あちこちに引っ張りまわされるので、面食らうことも多い。
ただ、「世界の車窓から」でチラッと魅力的な土地を見るような感じだから、ちょっと行ってみたくなる。
年金制度が破綻しなかったら、考えてみてもいいかな。

さて、図書館や修道院などをめぐりながら、文献や史跡を調べ、過去の事実をさぐるという科学的な旅と、怪異な現象が混在する物語……というのは、なんか読んだことあるぞ……と思ってちょっと考えた。
……星野之宣の『宗像教授伝奇考』ではないか。
そう思った人、いませんか?

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『ブレイブ・ストーリー』を読んだ

宮部みゆき『ブレイブ・ストーリー』(角川文庫)を読んだ。
3巻構成の上巻の終わり近くまでが第一部、現実世界の話だ。
第一部では、ちょっとばかり幻界(「ヴィジョン」という異世界)と接触するが、ほぼ、宮部みゆきのお得意の「悩める普通の子供たち」の話である。
11歳の主人公の少年が、現実世界での苦しい運命を変えるべく幻界に旅立つところから、第二部となる。
中巻と下巻は、この少年の幻界での冒険譚で、少年の好きなRPGさながらのファンタジーである。

じつのところ、剣と魔法と異種族に満ち溢れた幻界の描写は、ファンタジーとしては「ありがち」である。
……というか、ファンタジーはみな似たり寄ったりに「なってしまう」のかも知れない。
ファンタジーでは「想像を絶する世界」を描くことはできない。
「想像を絶する世界」は、SFの十八番である(重力や大気組成や生化学的基盤の異なる世界、など)。
人間の想像力を超えるには、科学的な知見が必要なのだ。

「ありがち」なファンタジー世界での少年の冒険と成長という、これまた「ありがち」な話……のようだが、なるほど、宮部みゆきが書くとこうなるか、と思ったところがいくつかある。
幻界での南北問題、人種差別、所得格差、宗教間の対立は、もちろん現実世界の反映である。
やがて幻界にも産業革命が起こるかもしれないという予感や、幻界の創造神の意図への疑問なども、ファンタジーとしては「新しい」描写かも知れない。
ファンタジーの世界って、文化水準が停滞しているか、あるいは衰退しつつある(やたら回顧的だったりする)ものが多いように思うからね(まぁ、SFにくらべりゃファンタジーはほとんど読んでないに等しいワシの言うことだから、アテにならないけど)。
そのあたりのところは、アニメーション映画でも描かれるのだろうか?

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2006/05/23

深夜に出社して仕事をした

今朝と言ってよいのか、午前1時から午前4時まで、WWWサーバのコンテンツ移行のため出社して仕事をした。
アクセスの最も少ない時間帯にやらなければならないので、深夜の作業になるのだ。
アットマーク・アイティの4コママンガ「がんばれ!アドミンくん」の世界である。

もちろん、通常の勤務から徹夜作業に突入……なんてことはなく、事前に睡眠をとって備えた。
昨日は午後3時に退出して、シャワーを浴びて寝た。
夕食は家族と一緒に食べて、こんの夜の散歩に付き合い、また寝た。
これで計6時間の睡眠時間がとれるはずだったが、午後11時にこんに寝込みを襲われて時間をロスした。
午前0時半、寝ている家族を起こさないように着替えて出勤。
夜中の通勤経路はほかにクルマもなく、スムーズに会社に着いた。
メインフレームの夜勤のオペレータさんが夜間バッチを走らせていたし、空調工事も入っていたので、午前1時だというのに会社には機械警備を解除せずに入れた。

午前6時までを予定していた作業は午前4時に終了。
午前6時までかかったなら、そのまま午前中いっぱい仕事しようかと思っていたのだが、早く終わったのでいったん帰ることにした。
ところが、帰宅して30分寝たところでこんが起き出して騒いだ。
結局、普段どおり午前6時に起き出して朝の散歩。
念のためWebサイトの稼動確認をしたら、うまく動かないページがある。
……というわけで、普段より1時間半早く出社してサーバの設定を修正したりした。
その他細かい不具合に対応して、午後休をとって再び帰宅。
途中で本屋に寄って『もやしもん3』を買って帰り、昼食後に読んでからこんの横でいびきをかいた。

……なんだか、夜中の3時間の作業のために、細切れに何度も睡眠をとったので、頭がぼ~っとしている。
この文章もまとまりがないが、まぁ仕方ないかなぁ。

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2006/05/22

なぜ昼間に散歩できないのか?

なぜ昼間に散歩できないのか?
庭にいるときは落ち着いた顔で写真に写っているこんだが、実は昼間の散歩が嫌いなのである(この写真は、ヒルザキツキミソウの咲き始めた5月16日に撮ったもの。ヒルザキツキミソウのしげみの中に立っているのは、背後霊ではなく貰い物のタヌキの置物)。
散歩がまったく嫌いなわけではなく、早朝や夜の散歩は好きである。
昼間も、ウチの近所をフラフラするのは好きなのだ。

ところが、早朝や夜の散歩コースに、昼間や夕方には絶対に行こうとしない。
どうも、不特定多数の人の往来や、騒音が苦手なようだ。
失禁しちゃうくらい嫌がるので、無理強いはできない。

ということで、せいぜい早朝と夜の散歩を楽しむようにしている。
一昨日(土曜日)の夜の散歩の折には、ホトトギスの声を聞いた。
ホトトギスが日没直後にも鳴くことは知っていたが、日没後2時間近く過ぎてからも鳴くとは思わなかった。

昨日は朝から自治会の側溝清掃作業に参加し、多少濡れたので午前中の残り時間を洗車に充てた。
……ということで、午前中こんをほったらかしたので、ふたたび午後に庭に出てみたが、やっぱり散歩はダメ。
まぁ、午前中体を使ったので、休めてよかったけど。
ハリー・ポッターの第6巻も読み進めたしね。

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2006/05/15

サツキ咲く

サツキ咲く

昼休みに会社の近所の公園でサツキが咲いているのを見つけた。
……ということで、前に載せた写真の花はサツキではなくツツジ(多分、クルメツツジ)であったことがわかった。

あーあ。間違えちゃった。遡って訂正しておこう。
その公園では、サツキとクルメツツジが並べて植栽してあったので、葉をよく比べてみたら、サツキのほうが葉の先が尖っていた。
また、サツキの葉には微妙に鋸歯(きょし)……縁のギザギザ……がある。
こういう微妙な形態の違いによる分類より、開花時期や生育場所による分類のほうが判りやすいなぁ、と思ったのだった。

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2006/05/11

風呂でアオバズクの声を聞いた

今朝、こんと散歩中、近所のアパートの屋根の上あたりで、「ゲシ、ゲシ」と妙な声で鳥が鳴いていた。
雨が降っていて、傘を差していたので鳥の姿は見えなかった。
はて、「ゲシ、ゲシ」なんて鳴く鳥がこの辺にいたっけ、としばらく考えて(その間に、こんに引っ張られて数十メートル移動して)思い出した。
オオヨシキリである。
「ギョギョシ、ギョギョシ」と鳴くので、「行々子ぎょうぎょうし」と呼ばれる。
夏鳥(夏にやってくる渡り鳥)で、名前にあるとおり、葦原、つまりアシ(ヨシ)の群落に巣を作る。
はてさて、この辺に葦原なんてあったかなぁ、と思って先へ進んだら、休耕田が葦原と化しているのが見えた。

夕方、会社から帰って再び散歩。
ウチの庭に帰ってくると、沈んだ夕日の残照で赤く染まった雲を背景にコウモリが舞っていた。
カミさんが日が暮れる前に庭に出たときには、ものすごい数の蚊がいて、こんの頭の上に蚊柱が立ったそうだ。
日が沈んでからのほうが蚊が少ないのは、コウモリが食べたからだろうか。

夜、風呂に入っていたら、窓の外で鳴く鳥がいた。
「ホッホッ……ホッホッ……ホッホッ……」
アオバズクである。
おそらく、ウチの前の電柱のてっぺんにでも止まって鳴いていたのだろう。
アオバズクも夏鳥である。

こうして、地方都市郊外の季節感あふれた一日が終わるのである。
……明日の朝も、こんに起こされて早起きするのだ、きっと。

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2006/05/08

連休後半はインドア

連休後半、5日と6日は天気は良かったものの、風が強すぎた。
そのため、予定していた洗車とテントの虫干しは断念。
洗車してもすぐに土ぼこりで汚れてしまうし、テントを張るのは困難だからだ。
テントそのものは山岳用のドーム型なので、破れたりすることはないだろうが、何しろ7人用だから張っている最中にテントごと飛ばされる恐れがあったのだ。

……ということで、雨の7日と合わせて、連休後半はインドアな過ごし方となった。
もちろん、こんの散歩には毎日3回(朝、午前、夕または夜)付き合ったし、コンポストから堆肥を掘り出したり、アサガオとエダマメのタネをまいたり、芝にパンチ(穴)をあけたりしたので、まったくインドアだったわけでもない。

……ということで、本を読んだりDVDを観たり……。
DV(デジタルビデオ)カメラからデジタルでHDレコーダにダビングして、それをまたDVD-Rにダビングする、なんてこともやってみた。
読んだ本は、宮部みゆき『東京下町殺人暮色』(光文社文庫)、草薙 厚子『少年A 矯正2500日全記録』(文春文庫)など。
ほかにも気象に関する本やら何やらいろいろ読んだ。
DVDは、『攻殻機動隊』『イノセンス』『世にも不幸せな物語』『ナイトメア・ビフォー・クリスマス』など。
これで、買ったのにまだ観ていないDVDは『皇帝ペンギン』だけになった。

『攻殻機動隊』と『イノセンス』は、ムスメが近くでドライヤー使ったりするもんで(ウチは狭いのである)セリフがろくすっぽ聞こえなかったため、二度見た。
上のムスメの感想は(暴力的シーンが苦手なのでほとんど見てないが)「~けり」とかの歌詞が入った音楽が耳から離れない、下のムスメの感想はイヌが可愛かったけどサッパリ判らない、というものであった。
メインテーマである、ヒトと機械、脳とコンピュータの融合については、別途ゆっくり考えてみたい。
ってこれ、前にも書いたなぁ。

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2006/05/04

連休の過ごし方

愛鷹山中腹にて
昨日(5月3日)は、カミさんと下のムスメと、こんの三人と一匹で愛鷹山に登った(上のムスメは登校して文化祭の準備)。
……と言っても中腹を2時間ほど散策した程度だ。
こんは山歩きが好きだが、何か勘違いをしているようで、懸命に山道を走るのだ。
リードを離したら、どこへ行ってしまうか判らない。
おかげで上りは楽だったが、下りはコケないようにワシも懸命だった。
いつになったら、穏やかに脇について歩くようになるのだろうか。
今回、片道30分、往復1時間のドライブで、こんが(よだれは盛大に出たものの)車酔いで吐かなかったのは一つの成果である。

そして今日は庭で焼肉。
夕方にはウッドデッキにキシラデコール(耐水・防腐塗料)を塗った。
明日は洗車かテントの虫干しの予定。
久々にゆっくり休めたので、やることがいろいろある。
もちろん、持ち帰りの仕事も少々あるのだが、それは雨が降る予定の日曜にしようかと思っている。

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2006/05/03

携帯電話で顕微鏡写真

携帯電話で顕微鏡写真

こんのヒゲが抜け落ちていたのを見つけたカミさんが顕微鏡で見てみたいと言った。
携帯用双眼実体顕微鏡(ニコンのファーブル)で見たら、ヒゲ(洞毛)と普通の毛(被毛)とでは太さも構造も違う。
ヒゲは内部が中空なのだ。センサーだからいろいろ違うのだろう。
ふと思いついて携帯電話のカメラで顕微鏡写真を撮って見た。
ご覧の通り、うまく撮れた。
以前は大袈裟な装置が必要だったのが嘘のようだ。

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2006/05/01

レンゲ畑にて

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朝の散歩の途中、レンゲ畑を見つけた。
じつは、夜の散歩で何度も通っているのだが、何せ真っ暗なので気付かなかったのだ。

Sh060501bs
「蓮華」と呼ばれるとおり、花はぐるりと輪になっている。
しかし、「レンゲ」と呼ぶと蓮の花になってしまうので、「レンゲソウ」または正式和名の「ゲンゲ」と呼ぶべきだろう。

Sh060501cs
散歩中の「こん」も喜ぶかなぁ、と思ったのだが、こんな顔だ。
近くを通ったトラックが怖くて、早く家に帰りたいのに、お父さんに無理やりレンゲ畑に連れ込まれ、お父さんは接写までしたからだ。
夜の散歩で行ったときには、喜んで走り回り、近所の犬にほえられてしまったのだった。

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だからそれは「進化」じゃなくて「進歩」でしょ!

今朝の朝日新聞の天声人語、冒頭でガックリ。

ちょっとした進化だ。鳥取県がホームページに載せた予算書に「検索機能」をつけた。技術的に難しいことをしたわけではない。ただ、情報を見せる側から、読む側へと、視点を百八十度転換させた点が新しい。

だから、何度も言っているように、「進化」には「進歩」とか「良い」とかいう意味はないのだよ。
盲腸が退化して植物の繊維質が消化できなくなるのも進化だし、洞穴の魚の目がなくなるのも進化なのだ。
したがって、ホームページに予算書を載せなくなるコトだって、それがホームページの存続にとって有利なら、「進化」と言えるのだ。
戦前の新聞が軍国主義を支持したのだって、その時点においては「進化」だったのだ(戦後民主主義を支持するように「進化」したはずだが……)。

先日も「庭の「進化」なんて「無理」」に書いたとおり、「進化」を濫用する輩は「ボキャ貧」である(とワシは断言する)。
天下の朝日新聞の天声人語子が「ボキャ貧」でよいのか??
なぜふつうに、「進歩」とか「改良」って書かないのだろう????

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