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2005/05/03

ヒメギフチョウを見た

大型連休前半の4月30日、長野県某所にヒメギフチョウを見に行った。
ワシはチョウを見るのも撮るのも好きだが、捕るのは嫌いなので、場所は秘密なのだ。
大学時代の友人が前の週に行き、オスはたくさん飛んでいたが、まだ産卵していなかったとメールで知らせてくれたので、今週ならギリギリ間に合うだろう、と出掛けたのだった。

前の晩からクルマに泊り込んでいた先輩と現地で落ち合い、まずは軽食をとって、あたりの林を歩き回ってみた。
林内のスミレの類やらヒゲネワチガイソウやらヒトリシズカやらの写真を撮ったりしたが、例年より花が少ないような気がした。
足跡や糞など、シカの痕跡がたくさんあったので、林床の植物が食われているのかも知れない。

子供らは近くの沢で遊び(ワシもプラナリアを見つけた)、カミさんはディレクターチェアで読書、先輩は山菜狩り。
なかなかヒメギフチョウは現れない。
そろそろ諦めて昼飯にするか、と思っていたら、黄色いチョウが飛んだ。
カミさんを呼び、追跡。
ウスバサイシンに産卵するヒメギフチョウ鳥に襲われたのか、羽がボロボロのメスで、やがてウスバサイシンの葉にとまって産卵を始めた。
産卵後、アケボノスミレやヒゲネワチガイソウなどの蜜を吸っていた。
このメスと合わせて、今年は3頭のヒメギフチョウを見ることができた。

イカの一夜干しやらアジの開きやら富士宮焼きそばやらの昼食を食べて、昼寝。
林床の落ち葉の上にごろっと横になり、シジュウカラやイカルの声を聞きながら寝てしまったのだが、心地よいこと。
風が少し冷たく感じて目が覚め、撤収した。
ヒメギフチョウを見に行ったのか、炭火焼の魚を食べに行ったのか、昼寝をしに行ったのか、よくわからないのだった。
子供らにいたっては、ほとんど沢遊びに行ったようなものだが。

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