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2004/11/21

星の海を行く

年に一度のカモシカの調査。
大規模な工事のためか、川原のテント場に行けなくなったので、駐車場のクルマの中で寝た。
夜、飲んでいるときには月が明るい上に、雲が出てきて、東の空に昇り始めたオリオン座も、半ば隠れていた。
朝5時、トイレに起きた。

月も沈み、雲も消え、満天の星。
オリオン座は西の空に傾いていた。
寝ている間に、それだけ動いたわけだ。
星ではなく、地球上のワシらが。

山の稜線に沈みかけたシリウスが、黒い幕に開いた穴の向こうから照らされた光のようだった。
双眼鏡で見ると、数え切れないほどの星、星、星。

星の海を旅することを想像してみる。
どこまで行っても星、星、星の海。
『スターウォーズ・エピソードV帝国の逆襲』では、ルーク・スカイウォーカーが単座の戦闘機で星の海を渡る。
おいおい、と思う。
一人で渡るには、星の海は果てしなく広い。広すぎる。
ルークはR2-D2と一緒だったから寂しくなかったかも?
じゃあ、『エピソードIIクローン戦争』のオビワン・ケノービはどうなのだ。
そんなに気楽に渡れるほど、星の海のスケールは小さくないぞ、と思った。

しかし、ワシらは星の海を旅し続けている。
その証拠に、いくつもの星のカケラが降り注ぎ、短い、光る軌跡を描く。
かすかにきらめいて消えていく流れ星を見ながら、いつかこの星の海を渡ろうとするまで、人類は生き延びられるのだろうか、と思った。

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