« 木枯らし1号 | トップページ | 星の海を行く »

2004/11/18

跳んだら負けるぞ!

昨日、映画『ピンポン』を見ていて思ったこと……。

高く跳び上がって打つのは、映像としてはカッコいいが、戦術としてはよくないのではないか。
「ヒーロー」が跳び上がり、地表から離れた瞬間から、彼の身体の動きを支配するのは、慣性の法則と重力加速度だ。
つまり、跳んでいる間、彼の身体は放物線を描く以外にないのだ。
(もちろん、空気抵抗は無視する、という初等物理学の条件付きの場合)

そこで、「ドラゴン」は「ヒーロー」の軌跡を見定め、着地点とは反対のほうへ球を打ち返せばよい。
「ヒーロー」が高く跳べば跳ぶほど、宙に浮いている時間、つまり反撃不能な時間は長くなる。

「ヒーロー」は高く跳んだら負けなのだ。

これは、カンフー映画から戦争映画、アニメまで、とにかく跳ぶ「ヒーロー」すべてに言えることだ。
とくに戦争映画やアクション映画では、跳ぶよりもジグザグに走ったり、這ったりしたほうがよいのではないか、と思うシーンが多い。
とくに敵がマシンガンを持っているときには、跳んでいる「ヒーロー」は格好のになるのではないか?

さて、普通、ヒトは跳んでいる途中で方向転換することができない。
まぁ、身体を捻ったりして重心を移動させたりすれば着地点を多少変えることができるかもしれないが、その程度だ。
劇的に方向を変えるには、翼か、方向転換用の噴射装置(バーニアとかアポジノズルとか)が必要だろう。
たぶん、腸内発酵ガスでは役不足だろうね。

ところが、反則的な方向転換をする輩がいる。
『マトリックス レボリューションズ』のネオとスミスとか、スーパーマンとか、ウルトラマンとか……。
あぁ、連中は跳んでいるのではなく飛んでいるのだから、この話題の範疇外か……。
もともと、作用・反作用の法則などとは無関係な連中だしね。

|

« 木枯らし1号 | トップページ | 星の海を行く »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 跳んだら負けるぞ!:

« 木枯らし1号 | トップページ | 星の海を行く »