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2004/11/29

朝日新聞も「溶ける」

出張中にたまった新聞を一気読みしていたら、またぞろ朝日新聞の科学面でひっかかってしまった。
ハイテク繊維素材の解説記事に、ユニクロが採用した「アウトラスト」が載っていたのだが、そこにも「暑いと溶ける」と書かれていたのだ。

だから、ユニクロのフリース新素材、溶けたら困るのでは? って思わんですか?

このブログをはじめ、ワシのサイトにも結構誤字はあるのだが、それでもいちおう言葉の使い方には気を付けているつもりだ。
ましてや、コトバで食べている新聞記者、とくに科学記事を書く皆さんには、言葉の使い方に気を遣って欲しいと思う。

子供の科学離れはもちろん、大人の科学離れも阻止しないと、日本にも人類にも未来はない。
科学離れを阻止し、正しい科学的常識を醸成する責任があるのだよ、ジャーナリズムには。

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2004/11/28

天気晴朗なれど波はどうだか

出張で昨日から大宮へ行き、仕事をしてきた。
日中は屋内にいたので風のようすなどがわからん。
海から離れているせいか空気が乾いていたような気がする。
でも北関東はケヤキが多くてよいな。
なんせ普段生活しているところは分布の南限だから少ないのだ。

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2004/11/27

紅葉前線降下速度

標高1200メートルの愛鷹山で紅葉を見てから一ヵ月。
ようやく紅葉前線が麓に降りてきた。
……ということは、紅葉前線の降下速度は1日で40メートルとなる。
時速なら1.67メートル、分速なら3センチ弱。
見ている間に、じりじり下がっている……はずなのだが、わかるわけがないわな。

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2004/11/22

野生動物を観察する

昨日は夜明け前に見た星空があまりにすごかったので、ガラにもない妙な文章を書いてしまった。
説明も抜きで……。

栃木県の足尾山地へニホンカモシカの観察に行ったのだった。
例年、木の葉の落ちるこの季節に、一定区域内のニホンカモシカの直接観察・生息頭数カウントをやっているのだ。

もう四半世紀もやっていて、観察する側もガタが来ている。
定点観察ポイントに到着するまでに、息は上がり、足は上がらない。
定点観察ポイントでは、ふと気付くと数分間記憶がない。

それはさておき、ニホンカモシカは遠くに1頭しか見えず、居たのはニホンジカとニホンザルばかり。
「3叉4尖(さんさよんせん)」と呼ばれる立派な角を持つオスジカと目が合ったくらいが今回最大のトピックかな。
サルにもガンを飛ばされたけど、まぁ、毎回のことだし。
野生動物と目が合うと、どっちが観察しているのか判らなくなることがある。

観察範囲をくまなく探したのだけれど、ツキノワグマはいなかった。
クマと目を合わせたいとは思わないから、まぁ、良かったと言えば良かったかな。

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2004/11/21

星の海を行く

年に一度のカモシカの調査。
大規模な工事のためか、川原のテント場に行けなくなったので、駐車場のクルマの中で寝た。
夜、飲んでいるときには月が明るい上に、雲が出てきて、東の空に昇り始めたオリオン座も、半ば隠れていた。
朝5時、トイレに起きた。

月も沈み、雲も消え、満天の星。
オリオン座は西の空に傾いていた。
寝ている間に、それだけ動いたわけだ。
星ではなく、地球上のワシらが。

山の稜線に沈みかけたシリウスが、黒い幕に開いた穴の向こうから照らされた光のようだった。
双眼鏡で見ると、数え切れないほどの星、星、星。

星の海を旅することを想像してみる。
どこまで行っても星、星、星の海。
『スターウォーズ・エピソードV帝国の逆襲』では、ルーク・スカイウォーカーが単座の戦闘機で星の海を渡る。
おいおい、と思う。
一人で渡るには、星の海は果てしなく広い。広すぎる。
ルークはR2-D2と一緒だったから寂しくなかったかも?
じゃあ、『エピソードIIクローン戦争』のオビワン・ケノービはどうなのだ。
そんなに気楽に渡れるほど、星の海のスケールは小さくないぞ、と思った。

しかし、ワシらは星の海を旅し続けている。
その証拠に、いくつもの星のカケラが降り注ぎ、短い、光る軌跡を描く。
かすかにきらめいて消えていく流れ星を見ながら、いつかこの星の海を渡ろうとするまで、人類は生き延びられるのだろうか、と思った。

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2004/11/18

跳んだら負けるぞ!

昨日、映画『ピンポン』を見ていて思ったこと……。

高く跳び上がって打つのは、映像としてはカッコいいが、戦術としてはよくないのではないか。
「ヒーロー」が跳び上がり、地表から離れた瞬間から、彼の身体の動きを支配するのは、慣性の法則と重力加速度だ。
つまり、跳んでいる間、彼の身体は放物線を描く以外にないのだ。
(もちろん、空気抵抗は無視する、という初等物理学の条件付きの場合)

そこで、「ドラゴン」は「ヒーロー」の軌跡を見定め、着地点とは反対のほうへ球を打ち返せばよい。
「ヒーロー」が高く跳べば跳ぶほど、宙に浮いている時間、つまり反撃不能な時間は長くなる。

「ヒーロー」は高く跳んだら負けなのだ。

これは、カンフー映画から戦争映画、アニメまで、とにかく跳ぶ「ヒーロー」すべてに言えることだ。
とくに戦争映画やアクション映画では、跳ぶよりもジグザグに走ったり、這ったりしたほうがよいのではないか、と思うシーンが多い。
とくに敵がマシンガンを持っているときには、跳んでいる「ヒーロー」は格好のになるのではないか?

さて、普通、ヒトは跳んでいる途中で方向転換することができない。
まぁ、身体を捻ったりして重心を移動させたりすれば着地点を多少変えることができるかもしれないが、その程度だ。
劇的に方向を変えるには、翼か、方向転換用の噴射装置(バーニアとかアポジノズルとか)が必要だろう。
たぶん、腸内発酵ガスでは役不足だろうね。

ところが、反則的な方向転換をする輩がいる。
『マトリックス レボリューションズ』のネオとスミスとか、スーパーマンとか、ウルトラマンとか……。
あぁ、連中は跳んでいるのではなく飛んでいるのだから、この話題の範疇外か……。
もともと、作用・反作用の法則などとは無関係な連中だしね。

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2004/11/16

木枯らし1号

今年の東京の木枯らし1号は、11月13日に吹いたそうだ。
ところでこの「木枯らし1号」について、職場で「木枯らし2号はないのか」と話題になった。
どうも東京や大阪の「1号」だけについて気象庁から「お知らせ」するのであって、台風のようにカウントするものではないらしい。

そりゃそうだよなぁ。
最初の吹き初めはカウントできるけど、同じ日に2回吹いたらどうする、とか、考え始めると馬鹿馬鹿しい。
「木枯らし30号」くらいになると、もうどうでもよくなってくるだろう。

そして、「木枯らし55号」は「飛びます、飛びます」とか言いながら落ち葉を巻き上げ、その落ち葉は欽ちゃん走りで飛んで行くのだ。

【参考】
「こんにちは!気象庁です!2004年10月号」11月の気象メモ
「風」(用語集)

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2004/11/14

『へんないきもの』を読んだ

平川いくを著『へんないきもの』(バジリコ株式会社)を読んだ(文中敬称略)。
電子顕微鏡下でも活動するクマムシ(p.52)や、真の社会性哺乳類ハダカデバネズミ(p.28)、敵(というか餌というか)の武器を我が物としてしまうミノウミウシ(p.78)の話は、かつて『サイエンス』で読んだ。
そういった奇妙な生態を一般向けに紹介する方法として、こういう本もよいだろう。
大いに笑わせてもらった。
寺西晃のイラストがいい味を出している。

実際、何じゃこりゃあ、という妙な生き物は、身近なところにもいっぱいいるのである。
コウガイビル(p.38)を風呂場で見つけたときには、あんまりビックリしたので思わず下水口に流してしまった。
山でテントを張ろうと石をどけたら、その下の穴の中にたくさんの毛の生えたミミズのようなものがのたうっていたが、あれは何だったのだろう。

ただまぁ、どんなヘンな生物であろうと、40億年(くらい)を生き抜いてきた結果、そんな姿をしているのだから、馬鹿にしてよいわけではない。
よく「ゴキブリは3億年間進化していない」と言われるが、3億年間モデルチェンジする必要がないほど、ゴキブリのデザインは洗練されているということだ。
もちろん、だからといってゴキブリを好きになれるわけではない。
だから、ヘンな生物を見て「へんなの」と言ってもよいが、馬鹿にしてはいけない。

この本で減点するところがあるとすれば、シモネタに走りがちなところと、(ウケ狙いだろうが)生物を馬鹿にしているような表現があることだ。
もっとも、生物を見ていて「マヌケだなぁ」と思うことは多々ある。
ガレ場で寝返りを打ってずり落ちたニホンカモシカを見たときには、あいた口がふさがらなかった。
「マヌケだなぁ」と思って親近感を抱くのはいい。だが、馬鹿にしてはいけない。

まぁそのような欠点があるものの、「あのいきものは今(1)アゴヒゲアザラシ狂騒曲」(p.96)を読んでいて、生き物に対する基本的なスタンスは、ワシと共通する部分が多いようだと思った。
ワシも「タマちゃん騒動から野生動物との距離を考える」なんていう文章を書いたことがある。

もちろん、馬鹿にされるべきはマヌケな生物ではなく、ヒトのほうなのである。

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2004/11/12

雑草のコントロール

雑草を目の敵にするのは間違っている。
もちろん、伸び放題にしたのでは、作物への影響や、防犯上もよろしくない。

しかし、除草剤を撒くなんてもってのほかだと思っている。
手間もお金もかかるし、環境や健康への影響もある。
おまけに、除草剤で立ち枯れた草は、ぼうぼうに繁っているよりもみっともない。
……もちろん、これは感覚の問題なので、立ち枯れているほうが好きだという変態的(失礼!)な人が居てもかまわないが。

みっともなくない程度、作物や植栽に害のない程度に草を生やしておく方法はないだろうか、ということが、ワシの大学生時代からの研究課題の一つである。
実際、大学の卒論も「作物と雑草の競争」について書いた。

結局のところ、次の二つの方法のどちらかが有効であると思っている。
(1)適切な時期を選んで刈り込む。
(2)適切な種類の草だけを残す。

このうち、(1)のほうはまぁ、芝生を作るのと同じようなことだ。
刈込に強い、成長点の低い多年草だけが残って、芝生状の景観になる。

(2)のほうが難しい。
かってに生えてくる草のうち、丈の高くならないものだけを選択して残さなければならない。
花も咲かないうちに、種類を見分けて草取りする、というのは、なかなか普及する方法とは言えない。

……な~んてことを考えていたら、中部電力がこんな技術を開発した。

雑草抑制用グラウンドカバー植物で除草作業を省力化~雑草抑制と景観を両立でき、手入れが楽な緑地の施工・管理技術を開発~

やられたな~、という感じだが(グラウンドカバー植物の種類と構成は特許かぁ)、次のようなことを考えた。
日本の平野部においては、草地をほうって置くと、やがて樹木が侵入する。
樹木でなくても、周囲に笹薮などがあれば、やはり侵入してくるだろう。
やはり、何らかの管理を続ける必要があるだろう。
その管理方法は、施工主に伝えて、あとはよろしく、ということになるのだろうか。

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2004/11/07

庭仕事

今日は天気が良いのに出社してサーバの引っ越し。
昨日は庭仕事。
どっちが好きかと聞かれたら、迷わず「庭仕事」と答える。
昨日は花壇……というか野放図に草花が茂っている領域を整理して芝生の範囲を拡張した。
ただし芝は植えない。勝手に伸びてくるのを待つのだ。

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2004/11/04

デジカメ画像を修正する

科学的逍遙】に書いた「愛鷹山系・位牌岳に登る」に載せた写真が、どうも冴えないなぁ、と思ったので修正した。
はじめに載せたときには、Photoshop で縮小し、サイズを変更して、別名で保存しただけだった。
そこで、Photoshop の自動レベル補正を利用したり、明るさの補正を行って、クッキリした写真にしてみた。

ことWebページで見るための画像は、修正を加えたほうがよいようだ。
Web上のどこかの記事で読んだのだが、デジカメで撮ったままの画像は、どちらかというとピントが甘めで、軟調だそうだ。
シャープネスやレベル補正を加えることを前提に作られているからだという。

その一方、別の記事であったが、デジカメ画像を印刷するときには、手を加えずにそのままプリントアウトしたほうが色の再現が良いそうだ。
撮ったままを再現できるよう、プリンタが最適化してある場合が多いからだという。

画像処理に関しては、カラースペースとかICCプロファイルとかガンマ補正とか、とにかくややこしいシカケがいっぱいあって、勉強しきれていない。
まぁ、その都度いきあたりばったりやって行くしかないか……。

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