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2004/09/30

生物と方位

今の家(中古)を買うときに、もちろん、方位とか家相とかは一切考えなかった。
占いの類は信じたい人は信じればよいと思うが、ワシは信じないのだ。
ネットサーフィンしてみると、風水と気学でケンカしていたり、流派で異なる結果になったりするのが面白い。
ただし、その理論的根拠が私にはサッパリ判らない。

それはともかく、生物が方位の影響を受けるのは確かだ。
今年育てたワタは、微妙な(1メートル未満の)プランターの置き位置で、結実率がまったく違った。
東の隣家と、西のウチの間の駐車場にプランターを並べたので、北側のプランターのワタほど日照時間が少なかったのだ。
そりゃあ方位じゃなくて日当たりの問題だろ、というツッコミは無視。微気候(microclimate)の問題だから、方位と密接に関係するのだ(畑の畝を立てる方位と霜柱の関係のように)。
この場合の方位とは、太陽を基準とした方位、つまり地球の自転軸に基づく方位だから、「北」は北極だ。

一方、生物は地磁気を感知する。
ヒトではどうだか知らないが、渡り鳥には地磁気に基づくナビゲーション・システムが搭載されているらしい(太陽の偏光も使うらしい)。
バクテリアの中には、とにかく「北」に向かって進むという「走磁性」を持つものがいるという。
北半球では、磁北は「斜め下」方向になる。日本付近では、水平から60度下向きだ(伏角60°)。
嫌気性バクテリアは北に向かうことで、結果的に泥水の中の深いほうへと進むことになり、好きな環境(苦手な酸素が少ないところ)に留まることができるわけだ。

さて、磁極を基準とした方位では、このように「北」の意味が違ってくる(磁北という)。
そしてもちろん、自転軸を基準とした方位の「北」と、「磁北」とでは、ずれている。
ずれの程度は場所により異なるが、本州中央部では西に7度ほどだ(西偏7°)。

さてさて、風水でも家相でも何でもよいのだが、そういうのでいう「方位」というのは、西偏とか伏角とかも考えるのだろうか?

【参考】国土地理院の地磁気計算のページ
http://vldb.gsi.go.jp/sokuchi/magnet/calcframe.html

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